紫雲膏(20gチューブ入)
 紫雲膏は皮膚の消炎作用と肉芽形成促進作用があります。

【効能・効果】
 ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷・火傷・痔核による疼痛、肛門裂傷、かぶれ
【成分・分量】
 1g中 トウキ0.08g、シコン0.12g、ゴマ油1.00g、ミツロウ0.30g、豚脂0.03g
【用法・容量】
 清潔にした患部に1日2〜3回すりこむか又はガーゼ等に塗布して貼ってください。

■紫雲膏は、江戸時代の名医“華岡清洲”創案の軟膏で、「春林軒膏方便覧」に収録され、今日まで受け継がれて来た外用の漢方薬の代表的なものであります。別名を潤肌膏とか紫雲愈とも言い、効能にうたわれているような皮膚の疾患に適します。

*切り傷・すり傷(外傷) ひび あかぎれ*
  傷の修復や痛みに、傷口や患部に直接、又はガーゼ等にたっぷりつけて用います。

*やけど(火傷・熱傷) ただれ 日焼けの炎症 靴ずれ*
  初期又は皮が破れた後の幹部の修復や痛みに、直接又はガーゼ等にたっぷりつけて用います。

*肌荒れ あせも おでき かぶれ*
 皮膚が乾燥してカサカサしているもの、暗赤色や暗紫色を呈する場合に用います。

*痔*
 痔や肛門の裂傷等による出血や痛みに用います。肛門内部の塗りにくい部分には、紫雲膏坐薬をお使いください。

*しもやけ*
 風呂あがりや就寝前に良く擦り込む様に用いると、効果的です。

*魚の目*
 ガーゼにつけてバンソウ膏等で止め、2〜3日おきに貼りかえます。

*応用の目安*
 傷や出血、また、肌の荒れやかさつき、血行障害等に用います。



ベルクミン(中黄膏 20gチューブ入)
 ベルクミン(中黄膏)は消炎・鎮痛・排膿の作用があります。

【効能・効果】
 熱傷及び外傷の化膿防止並びに治療、痔によるかゆみ及び出血、おでき、鼻粘膜のおでき、あせも、かぶれ、乳幼児のくさ、水虫による ビランした患部、ひび、しもやけ、あかぎれ、肌荒れ、ただれ
【成分・分量】
 1g中 オウバク0.1g、ウコン0.08g、ゴマ油1.00g、ミツロウ0.38g、豚脂0.02g
【用法・容量】
 患部を清潔にしてから適量を塗布するか、又はガーゼ等に塗布して患部に貼ってください。

■ベルクミンは、江戸時代の名医“華岡清洲”創案の軟膏である“中黄膏”を、現代的な名称にしたものです。原方では、ウコン(宇金)、オウバク(黄柏)、オウレン(黄連)の三味からなっていましたが、浅田宗伯が、オウレンをぬいて使いはじめてから、現在の形になったといわれています。本品は、漢方薬の“黄連解毒湯”を軟膏にしたようなもので、熱性の皮膚疾患や化膿によくきき熱を去り、排膿作用があって、疼痛を緩解し、出血を止め、うっ血を散らす効があります。

*切り傷・すり傷(外傷) ひび あかぎれ*
 患部が赤く熱を持つ場合や化膿の防止並びに治療に用います。痛みの強い場合は、紫雲膏を併用します。

*やけど(火傷・熱傷) ただれ 日焼けの炎症 靴ずれ*
 患部が赤く熱を持つ場合や、水疱が破れた後の化膿防止、ただれや化膿した部分等に用います。その後、紫雲膏を用いると回復が早 まります。

*肌荒れ あせも おでき かぶれ*
 患部が赤く熱を持つ場合やかゆみ、化膿してただれやとびひを起こしやすい場合に用います。

*痔*
 痔や肛門周囲の腫れ、熱感、かゆみ、出血等に用います。

*応用の目安*
 化膿や炎症の予防又は治療に用います。

漢方の外用薬は、傷や患部にたっぷりと乗せるように塗りガーゼその他で保護したり、あるいは、ガーゼやリント布、救急絆創膏等に塗り、傷や患部を覆うのも効果的です。また、衣服その他に色うつりしやすいのでご注意下さい。


紫雲膏とベルクミンの比較  −このような症状に適しています
 紫雲膏、ベルクミンは両者とも主にやけどや外傷などの皮膚障害に用いられる軟膏剤で、最近ではアトピー性皮膚炎にも用いられています。ほぼ共通する疾患に用いられますが、それぞれの適応には特徴があります。

紫雲膏
◆使用目標◆
患部が乾燥し、肉芽形成が遅れているもの
〈皮膚疾患・外傷〉化膿が顕著でない、分泌物が多くない、深い傷ではない、患部の乾燥・疼痛を伴う、増殖性、貧血性、肉芽形成不足
〈皮膚乾燥・肌荒れ〉

◆薬理作用◆
消炎・肉芽形成促進・保湿作用

◆薬能◆
潤肌・止痛
潤肌・活血止痛の作用で、肌を潤し、傷を治し、痛みを去る

◆奏効する疾患◆
やけど、褥瘡、湿疹、乾癬、水虫、角皮症、ウオノメ、タコ、皮膚潰瘍

◆アトピー性皮膚炎◆
皮膚の発赤は無いかあるいは軽度で、乾燥してつやが無く、時に皮膚の萎縮がみられるもの

◆やけど◆
創傷直後のものや水疱が潰れて痛んだり、しばらくしてから乾燥し、引きつれるようなもの

◆痔疾・脱肛◆
切れ痔・痔瘻・痔核の出血および肛門の裂傷

◆にきび◆
初期のものや、爪などでつぶして出血するなど傷になってしまったもの

◆あせも・かぶれ・びらん・ただれ◆
皮膚が乾燥してカサカサしているもの

◆その他の適応症◆
ひび、あかぎれ、しもやけ、イボ、外傷(切傷、擦過傷、打撲傷)、ひょうそ、肥厚性瘢痕(ケロイド)、掌蹠膿疱症、白癜風、白癬症、脱毛症など

◆注意すべき副作用◆
接触性皮膚炎

ベルクミン
◆使用目標◆
化膿性の炎症で、赤く腫れて熱を持って痛むもの
〈皮膚疾患〉体表部の化膿性炎症で、赤く腫れて痛み、まだ潰れていない
〈できもの・外傷〉腫れて熱感を持ち、痛みを伴う

◆薬理作用◆
消炎・鎮痛・排膿作用

◆薬能◆
清熱・止痛
消炎解毒作用のある苦寒生薬の組み合わせで、熱を去り、膿を排す

◆奏効する患部◆
化膿性炎症、病ヒョウ疸、掌蹠膿疱症、外傷(打撲傷、捻挫、咬傷、切傷)

◆アトピー性皮膚炎◆
熱症状が強く、発赤がひどく、腫れて痛んだり、化膿するようなもの

◆やけど◆
患部が腫れ、化膿して黄色い滲湿液がだらだら出るようなもの

◆痔疾・脱肛◆
いぼ痔の炎症および痒みを伴うもの

◆にきび◆
皮疹が大きく、発赤があり、化膿して熱感や痛みを伴うもの

◆あせも・かぶれ・びらん・ただれ◆
発赤が強く、腫れて痛みを伴うもの

◆その他の適応症◆
湿疹、虫さされ、しもやけ、水虫、白癬症など

◆注意すべき副作用◆
接触性皮膚炎

塗り方ポイント
やけど...............実際の患部には目に見えるより広い範囲であるので、                                                    創傷直後に紫雲膏をしようする場合、水で十分に冷やした後に塗ること
痔疾・脱肛............特に患部を清潔にしてから塗る
水虫................薄めに塗る(紫雲膏の場合)

使用上の注意

以下のことを確認し、該当する場合には適切なアドバイスをお伝えください。
 (1)石の治療を受けている人  (2)本人又は家族がアレルギー体質の人
 (3)薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人  (4)湿潤・ただれ・やけど・外傷のひどい人
 (5)傷口が化膿している人  (6)患部が広範囲の人
使用により次のような症状があらわれた場合は直ちに使用を中止し、医師又は薬剤師に相談するようお伝えください。
 (1)発疹・発赤、かゆみなどの皮膚症状
用法・容量に関し、使用時に以下のことに注意するようお伝えください。
 (1)用法を厳守する
 (2)小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させる
 (3)外用のみにしようする
 (4)目に入らないよう注意する



紫雲膏
江戸時代の名医 “華岡青洲” 創案の軟膏で、「外科正宗」に収載され、今日まで受け継がれて来た外用の漢方薬の代表的なものです。別名を潤肌膏、紫雲愈ともいい、効能にうたわれているような皮膚疾患にも適しています。

<効能・効果>
ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、かぶれ

<成分・分量>
本品1gは
トウキ(当帰)....0.08g  ミツロウ(蜜蝋)....0.30g  シコン(紫根)....0.12g  トンシ(豚脂)....0.03g  ゴマ油....1.00g
より製した軟膏剤です。

<用法>
清潔にした患部に1日2〜3回すりこむか又はガーゼ等に塗布して貼ってください。

ベルクミン
江戸時代に名医 “華岡青洲”創案の軟膏で、原方では、ウコン、オウバク、オウレンの三味からなっていましたが、浅田宗伯がオウレンを抜いて使い始めてから現在の形になったといわれています。黄連解毒湯を軟膏にしたようなものであり、熱性の皮膚疾患や化膿によく効き、熱を去り、排膿作用があって、疼痛を緩解し、出血を止め、うっ血を散らす効があります。

<効能・効果>
熱傷及び外傷の化膿防止並びに治療、いぼ痔,切れ痔,痔核,痔ろう,脱肛,疼痛,かゆみ,出血な等一般的な痔、おでき、鼻粘膜のおでき、ただれ、あせも、かぶれ、かゆかゆ、乳児のくさ、湿疹、とびひ、はたけ、水虫、たむし、いんきん等によるビランした患部、ひび、しもやけ、あかきれ、肌荒れ、日焼け、化粧下、ひげそり後

<成分・分量>
本品1gは
オウバク(黄柏)....0.10g  ミツロウ(蜜蝋)....0.38g  ウコン(鬱金)....0.08g  トンシ(豚脂)....0.02g  ゴマ油..1.00g
より製した軟膏剤です。

<用法>
患部に直接塗布するか、ガーゼ、布片、リント布等に塗り、広げて貼ってください。かさぶたのある患部にはガーゼに広げて貼ってください。


各成分の薬理作用
このような作用を有しています

紫雲膏
当帰            保湿 消炎 末梢循環改善 抗真菌
紫根            肉芽形成促進 消炎 創傷治癒促進
ゴマ油、豚脂、蜜蝋   解毒 鎮痛 保湿 皮膚柔軟 経皮吸収促進 肉芽形成促進 上皮化促進 製剤性状安定

ベルクミン
鬱金            消炎 鎮痛 排膿促進 解毒 抗菌
黄柏            消炎 収斂 抗菌
ゴマ油、豚脂、蜜蝋   解毒 鎮痛 保湿 皮膚柔軟 経皮吸収促進 肉芽形成促進 上皮化促進 製剤性状安定


【トウキ(当帰)】
トウキAngelica acutiloba又はホッカイトウキA.acutiloba var.sgiyamaeの根を、通例、湯通ししたもの

【シコン(紫根)】
ムラサキLithospermum erythrohizonの根

【トンシ(豚脂)】
ブタSus scrofa var.domesticusの脂肪

【ウコン(鬱金)】
ウコンCurcuma longaの根茎をそのまま又はコルク層をのぞいたものを、通例、湯通ししたもの

【オウバク(黄柏)】
キハダPhellodron amurense又はP.chinenesの周皮を除いた樹皮

【ゴマ油】
ゴマSesamum Indicumの種子から得た脂肪油

【ミツロウ(蜜蝋)】
ヨーロッパミツバチApis mellifera又はトウヨウミツバチA.indicaなどのミツバチの巣から得たろうを精製したもの



急がば回れ! じっくりキレイと向かい合うスロービューティ&ヘルスのすすめ
そろそろ本気で「漢方生活」
 最新のテクノロジーを駆使した化粧品や薬が開発され、話題になる一方で、中国で4000年以上も前から伝わる漢方に、サプリメント同様の注目が集まっています。病気の原因や美容の悩みを、その人自身の体質を改善することで克服し、元気≠竍キレイ≠ノゆっくり近づく・・・・・。「漢方」を正しく理解し、上手につきあうことで、今よりハッピーな毎日になりそうな気がしませんか!?


そもそも、「漢方」ってなんですか?

薬を飲むことだけが「漢方」ではありません
 「漢方」と聞くと、あの独特の匂いや、決しておいしい!≠ニは言い難い味の「漢方薬」を思い浮かべる人が多いでしょう。でも、「漢方」=「漢方薬」ではありません。「漢方薬」は東洋医学の治療に用いられる手段のひとつで、鍼灸や整体、気功や薬膳も、広い意味では「漢方」。また、たとえば朝起きたらゆっくり深呼吸し、新鮮な空気を体に取り入れることや、ストレス解消のため、心からリラックスできる時間をつくることなど、心のもち方や体の動かし方、休養の取り方などの生活養生も、「漢方」の大切な要素です。さらに、特に女性にとって、冷え≠ヘ禁物の漢方では、体を冷やす陰≠フ色である黒の洋服や下着をを身につけることも避けたほうがいいという考え方もあるそう。まさに衣食住−生活のすべてが「漢方」に繋がるのです。

毎日の過ごし方や心のもち方−衣食住すべて含めた健康へのスタンスです
 規則正しい生活リズムをつくることも、「漢方生活」の大切な要素。朝はなるべく決まった時刻に起き、ゆったりとした気持ちで一日をスタート。

気≠竍血≠ニ五臓が互いに影響し合いその人の体質をつくる
 肝=造血と自律神経系、心=循環器系、脾=消化器系、肺=呼吸器系、腎=遺伝と性ホルモン系・・・・・五臓がすべて、バランスよく機能できるよう、不調の原因そのものを改善するのが「漢方」。

五臓の乱れを整えれば、もっと元気になれる!
 人間が本来もっている生命力や自然治癒力を高めたり生かして病気を治したり、健康維持を図るというのが、東洋医学における漢方の基本の考え方。また、人間の体を臓器ごとに細かく分けて考え、治療する西洋医学とは違って、気≠竍血≠ニいった生命力≠ェ、臓器から細胞に至るまでの体のあらゆるパーツをひとつに繋ぎ、活力を与えているととらえるのも漢方の大きな特徴です。さらに漢方では、人体の機能を、肝=A心=A脾=A肺=A腎≠フ五臓に分けて考えます。この5つがバランスよく機能し、十分な気≠ニ血≠ェ流れている状態が「健康」。逆に、どこかがバランスを崩すと、気≠竍血≠ェ滞ったり、足りなくなったりして、病気や不調を招きます。その崩れたバランスを整え、健康、そして美に導くのが漢方なのです。

漢方の基本は、体質に合わせたオーダーメイド。だから体に優しく効く
 「病気を治すのではなく、病人を治す」
−特定の病気や症状に効くようにつくられている西洋医学の薬と違って、漢方は人それぞれの体質や原因に合わせたオーダーメイドが基本。たとえばひと口に「生理痛」と言っても、暑がりか寒がりか?体力があるかないか?など、その人によって処方される漢方薬は変わってきます。最近では昔ながらの煎じ薬のほか、手軽に取り入れられる粉薬や錠剤も増え、市販薬の種類もさまざま。処方薬と市販薬の違いは西洋医学と同じで、市販薬は手軽な分、総じて一般的に効くようにつくられているため、「効き目」重視なら医師や薬剤師によって処方してもらうほうが、よりオーダーメイド治療に近づきます。いずれにせよ、まずは医師や薬剤師に相談することが大切!病院に行かなくても、漢方薬剤師がいる薬局なら、店頭で舌や脈を診てもらうだけでもだいたい体質がわかるので、臆せずに「まずは相談!」を心がけましょう。

薬局や病院で自分の証≠診断してもらうこと
 証≠ニは、病気の本質を差す漢方用語。顔色、舌や唇、脈などを診てもらうだけでも、ある程度の証≠ヘ判明する。


まずい!?高い!?面倒くさい!? いいえ、そんなことはありません
今すぐ取り入れたい!【悩み別】お手軽漢方コレクション

【冷え症】
 働く女性世代の多くが、季節を問わずに悩まされている冷え症の主な原因は血虚=Bこれを克服するのに用いられることが多い生薬は、補血作用のある当帰や、活血、養血、抗菌作用がある芍薬、血と気の巡りをよくする川キュウなど。生理不順や生理痛にも効果が。
 *錠剤、顆粒、好みに合わせて。『カネボウ当帰芍薬散』/錠剤(180錠)¥3150 顆粒(1包1.5g×45包)¥3150(カネボウ薬品)
 *漢方の原典である「金匱要略」に収載された婦人系の定番。『当芍散』錠剤(300錠)¥3675(NIHONDO漢方ブティック)

【生理痛】
 生理痛は、中医学では於血≠ニいう血が滞った状態が原因と考えられています。さらに於血≠ノ冷えが加わると、血流が悪くなり痛みが増すので、冷えを改善し、血流をよくする生薬、当帰や芍薬のほか、桂皮や茯苓などを用いた薬が一般的です。
 *のぼせ症で、肩こり、冷えを伴う生理痛、生理不順に。『桂枝茯苓丸』錠剤(350錠)¥4200(NIHONDO漢方ブティック)
 *芍薬、当帰、桂皮、川キュウ、牡丹皮といった生薬をバランスよく配合。『ラムール』錠剤(150錠)¥1500(ツムラ)
 *一緒に服用することで、血を補い、血流をよくする効果がさらに強まる。『婦宝当帰膠』(300ml)¥5607 
  『冠元顆粒』(1包3g×45包)  ¥7035(イスクラ産業)

【便秘】
 ひと口に便秘と言っても、その原因は十人十色。中国で古くから伝わる「防巳黄耆湯」が広く便秘に効く漢方と言われていますが、大黄や麻子丸などを主成分としたものも。気軽に買える市販薬の種類が多い分、自分に合ったものをきちんと把握することが大切です。
 *瀉下作用のある大黄に、調和作用のある天草を配合し、優しく作用。『大黄甘草湯内服液』(30ml×2本)¥735(ツムラ)
 *腸管内の滑りを改善し、排便を促す、瀉下のみを目的とした便秘薬。『麻子仁丸 細粒』(1包2g×12包)¥1260(松浦漢方)

【肩こり】
 気滞=A気虚=A血虚=A於血=E・・・・血流の滞りを引き起こす冷えや、ストレスなど、さまざまな原因が考えられる肩こりですが、風邪薬として有名な葛根湯が、肩こり解消漢方のエース。そのほか、「加味逍遙散」という薬方が処方されることも多いそう。
 *葛根のほか、麻黄、桂皮など、体を温める生薬を主に配合。『葛根湯エキス 細粒』(1包2g×12包)¥1260(松浦漢方)
 *9種の生薬をブレンドした、唐の時代の医書に収穫されている薬方。『独活葛根湯 エキス錠』(84錠)¥1554(カネボウ薬品)

【若白髪】
 冷え症や便秘以上に、原因は人それぞれで、古くから伝わる薬方もないのが若白髪。しかし、中医学では、髪は腎≠ニ深い繋がりがあると考えられ、この腎≠パワーアップすれば、ホルモンの乱れや老化からくる白髪や抜け毛を改善することが期待できます。
 *滋養強壮、腎≠補う作用がある何首烏を配合。アンチエイジングにも。『首烏片』錠剤(200錠)¥2520(イスクラ産業)
 *腎≠養う代表的な食物が海藻類。10種類の海藻がブレンドされた『十海藻』(100g)¥1733(NIHONDO漢方ミュージアム)

【寝つきが悪い】
 ストレスからくるイライラや精神不安に働きかけ、気≠フ流れをスムーズにする紫胡や、気≠補う茯苓、体を温める半夏や桂皮などを配合した「紫胡加竜骨牡蛎湯」が、一般的に不眠に処方される漢方薬。医薬品ではなく、眠りを誘うハーブティーも効果的。
 *自律神経のバランスを整える作用があるオリエンタルハーブティー。『シベリア人参茶』(60包)¥8967(イスクラ産業)
 *中国の古医書に収載されているメジャーな漢方。『紫胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒』(1包1.5g×24包)¥1974(カネボウ薬品)

【ダイエット】
 ダイエットにおいても、自分の体質を見直すことが大切。やせるために、安易に薬に手を出すのも考えものです。漢方コンシャスな健康食品などで、ゆるやかに体質改善していくのが賢明かもしれません。日本で認可されていない薬品をネットなどで購入するのは絶対×!
 *脂肪代謝を活発にしてくれる柳茶を主成分に、ダイエット効果の高い生薬を配合。『三爽茶』(60包)¥4935(イスクラ産業)
 *ダイエットに有効な、ヤーコン、バナバ、シトラス、グアバのエキスを配合したサプリ。『減肥革命』(180錠)¥12600(松浦漢方)

【むくみ】
 主に気虚≠ェ原因で水分を溜め込みやすくなってしまっている場合には、利尿効果のある防巳と、気≠補う黄耆などが配合された、便秘にも有効な「防巳黄耆湯」が効果的。また、疲れやすく手足のほてりなどがある人には、地黄を主成分とした「六味丸」を。
 *『防巳黄耆湯エキス顆粒』(1包2g×48包)¥3990 『六味丸 細粒』(1包2g×48包)¥3150(松浦漢方)
 *おなじみの薬ですが、成分は「防巳黄耆湯」。水太りにも。「コッコアポL錠」(180錠)¥2783(カネボウ薬品)

【疲れやすい】
 疲れやすい、やる気が起きない・・・・・そんなときは、気≠補い、巡りをよくすることが必要です。気≠補う代表的な生薬は、高麗人参、朝鮮人参など。医薬品以外にも、お茶やシロップなどの健康食品も多く出そろっているので、取り入れやすいものをチョイスして。
 *人参、麦門冬、五味子、党参を配合。食欲不振や冷え症にも。『生脈宝エキス細粒』(1包2g×12包)¥1365(松浦漢方)
 *高麗人参や霊芝のエキスをブレンドした健康飲料。『源生寿N』(300ml)¥26250(NIHONDO漢方ブティック)
 *朝鮮人参と同じウコギ科の西洋人参のエキスを配合。気≠フほか、潤い補給の効果も。『香西洋参』(60包)¥9975(イスクラ産業)

【肌荒れ】
 大人のにきびや乾燥肌・・・・・お肌の悩みにも漢方は有効。だけど、たとえばにきびでも、赤にきびか、白にきびか、そしてできる場所によっても処方が変わってきます。また、乾燥肌には医薬品よりも、漢方由来の原料を使ったサプリメントが一般的のようです。
 *抗酸化作用が強く、β‐カロテンを多く含んだ、サージの実から搾ったオイルは乾燥肌に。『紅サージ』(120カプセル)¥8190(イスクラ   産業)
 *当帰や地黄、芍薬などの、女性にうれしい生薬を配合。赤味を帯びたにきびに。『温清飲』(350錠)¥4725(NIHONDO漢方ブティック   )
 *「ヨクイニン」はイボや皮膚の荒れに、優れた効果のある生薬として用いられる。『ヨクイニンエキス顆粒』(1包1.5g×45包)¥1890(カ   ネボウ薬品)

【花粉症】
 花粉症の人は、もう、今すぐ対策を始めたい季節の到来。花粉症に処方されることが多いのは、麻黄、芍薬、乾生姜などが配合された『小青竜湯』。また、漢方の生薬と西洋医学の薬がブレンドされたものも。眠くなるなどの副作用の有無を、必ずチェックして。
 *生薬とマレイン酸クロルフェラミンで、鼻炎誘発物質をブロック。『ビエンダブル』(1包1.5g×12包)¥1260(松浦漢方)
 *眠くなる成分が入っていないので、仕事中でも安心。『小青竜湯エキス顆粒Aカネボウ』(1包2g×9包)¥1449(カネボウ薬品)


覚えておきたい!
体質の傾き≠表す漢方用語

【気虚】
体内のエネルギーである気≠ェ不足した状態。気≠つくりだす消化器の機能低下や、過労が原因で起こることが多い。疲れるとさらに症状が悪化し、休息を取ると症状がやわらぐ。
●症状  だるい、疲れやすい、風邪をひきやすい・・・・・など。

【気滞】
気≠フ巡りが滞った状態。ストレスによって、肝の「気をめぐらせる」機能が低下して起こることが多い。生理前に、いわゆるPMSの症状が出ることが多いのも特徴。
●症状  イライラしやすい、カッとなりやすい、おなかにガスがたまる、胸やわき腹が張ったように痛む・・・・・など。

【血虚】
体内を流れる血≠ェ不足した状態。体の各所に栄養や潤いを与える作用が低下し、不安感や不眠といった精神的な症状があらわれる場合も。出産後、病後や、無理なダイエットや偏食が原因となることが多い。また、気虚を伴うことが多いのも特徴。
●症j状  顔色が悪い、疲れやすい、立ちくらみ、、皮膚の乾燥・・・・・など。

【於血】
血≠フ巡りが滞った状態。気虚、気滞、血虚などの状態が悪化するとなりやすい。女性にとっては、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人
病とも関わりが深い。月経血にかたまりが交じったり、舌に紫色の斑点があったら要注意。
●症状  肩こり、頭痛、生理痛、シミ、しばかす、目の回りの黒ずみ・・・・・など。


漢方初心者のための素朴な疑問 Q&A

Q1.ビタミン剤などのサプリメントとの併用はOKですか?
 A.漢方薬とサプリメントの併用は、OKともNGともいい難く、医師や薬剤師によって、考え方はさまざまです。ただひとつ言えるのは、「    漢方薬」という薬≠フ効果を最大限に発揮させるために、病院や薬局で相談することが大切ということ。ただ、栄養は食物から    とるもの≠ニいう食養生的な考え方から見ると、サプリメントに依存するのは漢方的ではないかもしれません。

Q2.近くに漢方薬局がありません。通信販売などで買えますか?
 A.「漢方相談は面談が基本ですので、薬局、薬店にて、症状や体質などをご相談の上お買い求めください。日本中医薬研究会会員店   は、全国で約1000件あります」(問)日本中医薬研究会03-3273-8891(イスクラ産業) 「全国に系列店がありますが、電話でお話   を伺い、それに合わせた漢方をお送りすることも可能です」(NIHONDO漢方ミュージアム)

Q3.どうしても漢方薬の味や匂いが苦手です。そんな私でも始められる「漢方}はありますか?
 A.使われている生薬や、そのブレンドの仕方によって、味も匂いも変わってくるのが漢方薬。以前に試したことがある漢方薬が苦手だ   ったとしても、すべての漢方薬がその味や匂いなわけではありません。また、最近では、飲みやすさを考慮したものや、ゼリータイプ    など、服用しやすいように工夫されたものも見られます。食わず嫌い≠ヘ損かも!?

 *水なしで携帯にも便利なゼリータイプは画期的。『カネボウ葛根湯スティックゼリー』(1包7g×6包)¥1890(カネボウ薬品)
 *それでも苦手、という人には、食養生≠。NIHONDO漢方ブティックでは、さまざまな薬膳食材が豊富にそろっています。


教えてください! 漢方とのスマートなつきあい方
キレイのプロの、ハッピー漢方生活

薬はお湯に溶かして、お茶感覚で
「漢方」という窓口を通して自分の体の見方が広がりました
 ライター、アロマセラピスト 大橋マキさん

 大橋さんと漢方との出合いはおととしのこと。「アロマを始めてからは風邪を引くこともなくなり、比較的元気だったのですが、海外出張が重なったりしたせいか、かなり疲れが溜まってしまっていたみたいで・・・・・。何かと体調を崩すことが多くなってしまったんです。病院へ行って、西洋医学のお薬を処方していただき、それを飲むと一時的には症状が改善されるのですが、服用をやめた途端にまた具合が悪くなって――そんなことを繰り返すうちに、これは根本的に、自分の体を見つめなおさなくちゃ、と気づき、西洋医学と代替療法の混合診療のお医者様に診ていただくことにしました」
 そこで大橋さんは、それまでに知らなかった自分の体質――中医学では、証≠ニいう、体調不良の本質を知って愕然としたそう。「もともと冷え性だというのはもちろんわかっていましたし、手足の末端の冷えには、血流や筋肉に働きかけるアロマで対処していました。でも私はどうやら、内臓から冷えていて、さまざまな不調の原因はそこにあったようなんですね。昔から、すぐおなかが空いて、ちょこちょこ食べなきゃもたないタイプだったのですが、それも内臓が冷えているから。食べ物をエネルギーに変える力が弱く、燃費の悪い体になってしまったみたいなのです。まさか諸悪の原因が、内臓の冷えだったとは!今まで全然知らなかった自分の体質をちゃんと認識できたこと、漢方という窓口を得たことによって、自分の体の見方が広がったことは、本当によかったと思っています」
 以来、病院で処方してもらった漢方の粉薬2種類を、毎日欠かさず服用しているそう。「私もいわゆる働く女性時代。20代前半のころほど無理がきかなくなっているし、確実に肌も衰えてきました(笑)。年齢を重ねるにつれ、いろいろな悩みが出てくると思うけれど、アロマとハーブ、漢方を上手に取り入れながら、いつも元気な自分でいたいなと思います」


漢方は継続は力なり
無理なく続けられる方法で、細く長いおつきあいを目ざします
 モデル 美香さん

 今や漢方セミナーにゲストとして招かれるほど! モデルの中でも「漢方通」との呼び声が高い美香さん。現在ももちろん、漢方とのいい関係≠ヘ継続中です。しかし、漢方との出合いは、まったくの偶然だったとか。
「SONOMIと博多に旅行したとき、フラリと入ったファッションビルに、漢方薬局があったんです。そこにお試しください≠チて感じで、漢方薬とポットと紙コップが置いてあって、なにげなく飲んでみたら、これが結構おいしくて。それが、今も毎日飲み続けている『婦宝当帰膠』
。味も、その手軽さも気に入ったので、資料をいただいて東京に帰り、すぐに原宿の『イスクラ薬局』に買いに行ったんです」
『婦宝当帰膠』の主成分である当帰は、女性の健康と美容にはなくてはならない≠ニ言われている生薬。
「足りない血を養い、全身の血行をよくする働きがある当帰は、冷え症改善や美肌にも効果があるそうで、私にピッタリじゃない!と。何よりうれしかったのが、薬はシロップ状で、お湯に溶かして服用するというその気軽さ。実は数年前にも一度、病院で処方してもらった漢方薬を飲んでいたことがあったのですが、煎じて、しょうがを入れて・・・・・と、かなり面倒臭くて。でも、まあ、面倒でも、たとえ部屋中にもの凄い漢方臭が立ち込めようと(笑)、効くなら頑張って続けるのが私の性格なのですが、海外ロケが入った場合、出張先のホテルで生薬を煎じるのは不可能でしょ? たまたまそのとき、2か月連続で海外ロケが入って、続けられないことがすごくストレスになってしまって・・・・・。泣く泣く挫折したという経験があったから、いつでもどこでも、お湯さえあればすぐ飲める『婦宝当帰膠』なら、続けられそうだなって、再チャレンジする気になったんです。飲み始めて、早いものでかれこれ2年目ですが、冷え性も徐々に改善されてきて、最近すごく、肌や体の調子がいいんです。食事も漢方の薬膳を意識したり、体を冷やさないように気を使ったり、生活全体を見直すいいきっかけになりました。きっと漢方とは、一生のおつきあいになると思いますね」
 

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