疾患名 ア)
Ig A欠乏症、Ig A腎症、亜急性甲状腺炎、悪性黒色腫、悪性症候群、悪性貧血、悪性リンパ腫、アジソン病、アシドーシス、
アセトン血性嘔吐症、アダムス‐ストークス症候群、アデノイド、アトピー性皮膚炎、アナフィラクトイド紫斑、アニサキス症、
アフタ性口内炎、アポロ病、アルカローシス、アルコール依存症、アルツハイマー病、アレルギー性鼻炎


Ig A欠損症〔dysgammaglobulinemia A〕

 免疫グロブリンのうちIg Aのみを欠損したもので、免疫不全症候群の一つ。血清Ig Aが5mg/dl以下になった場合をいう。原発性は遺伝性、染色体異常などによる。続発性は薬剤、自己免疫、ウイルス感染後などによる。その背景には遺伝的・人種的因子、環境因子が存在する。慢性関節リウマチなど他の自己免疫疾患を随伴することが多い。

Ig A腎症〔Ig A glomerulonephritis〕

 腎糸球体にIgAが沈着することに基づく慢性糸球体腎炎。若年者に多い。症状の程度はさまざまで、ほとんどないものから急性腎炎類似の症状を呈するものまである。進行すると、無症候性血尿から肉眼的血尿を認めるようになる。その80%に持続的な蛋白尿と、50%以上に血清IgA濃度の上昇をみる。免疫複合体に基づく疾患と考えられているが、その抗原の正体はわかっていない。予後は比較的よいが、進行性に腎機能の低下する例もある。

亜急性甲状腺炎〔subacute thyroiditis〕

 発熱、全身倦怠感、咽頭部・前頸部痛などで始まる比較的経過の長い甲状腺の炎症。自己免疫に基づく慢性甲状腺炎とは異質の、おそらくウイルス感染症と考えられる。しかし、その確証はない。甲状腺が有痛性に腫脹し、結節を触れる。血沈の著しい亢進、体重減少、初期には甲状腺機能亢進の症状を呈し、しかも甲状腺摂取率の低下を特色とする。自然に経過し、ほとんどの場合、甲状腺の機能障害は残さず、完治する。

悪性黒色腫〔malignant melanoma〕

 表皮の基底部、毛根などに分布するメラニン生成細胞の悪性疾患。その発生母地から、母斑細胞が増殖する母斑性腫瘍と、メラノサイトが増殖するメラノサイト性腫瘍に大別する。母斑性腫瘍は結節型あるいは短有茎状の腫瘍で、急速に増大し、浸潤傾向が強く、初期から局所リンパ節に転移する。メラノサイト性腫瘍は表皮内に小結節が進展したもの(デュブレー前癌性黒色腫)が多く、真皮に増殖する。母斑性に比べ浸潤傾向は弱く、転移も少ない。真皮内のメラノサイトが増殖した細胞性青色母斑もある。また、メラニン生成細胞が存在する網膜、軟脳などにも発生することがある。

悪性症候群〔syndrome malin〕

 ハロペリドール、フルフェナジンなどの向精神薬の副作用の一つで、きわめて重篤で、死亡する例もみられる。服用後5〜15日の間に発生することが多い。原因不明の発熱で始まり、ときに40℃を超える。発汗、頻脈、唾液分泌、最高血圧低下などの自律神経症状が急速に現れる。無動、筋強剛、筋痙攣、球麻痺症状などの神経症状、精神運動性興奮から昏迷に至る精神症状も伴う。発熱は解熱剤に不応で、放置すれば昏睡に陥り、死亡する。現在のところ、原因は特定されていない。

悪性貧血〔perinicious anemia〕

 胃内因子の欠乏によるビタミンB12吸収阻害に基づく貧血。高色素性貧血、巨赤芽球の出現を特色とする。内因子は胃壁細胞より分泌されるムコ蛋白で、ビタミンB12は骨髄における赤血球の成熟に必須の物質である。B12を欠損すると巨赤芽球の出現をみる。内因子の欠乏は進行性の胃粘膜壁細胞の萎縮に基づくもので、その原因は不明である。貧血症状のほかに脊髄神経障害を呈する。

悪性リンパ腫〔malignant lymphoma〕

 リンパ組織が悪性に増殖する疾患の総称。ホジキン病と非ホジキン病とに大別され、非ホジキン病にはリンパ肉腫、細網肉腫、濾胞性リンパ腫などが含まれる。ホジキン病は肉芽腫病変から始まり、腫瘍性病変に進行するもので、組織中にリード−シュテルンベルグ細胞と呼ばれる直径20〜50μmの巨細胞が出現する。比較的若年に発生し、しばしば頸部リンパ節が侵される。初発リンパ節から隣接領域に広がっていく。非ホジキン病はリード−シュテルンベルグ細胞を欠くもので、しばしば扁桃ワルダイヤー輪、消化器、皮膚に節外リンパ腫として発症する。ホジキン病に比べ多様性がみられ、早期に骨髄、肝に転移する。

アジソン病〔Addison disease〕

 慢性副腎皮質不全症のうち、副腎皮質が原発性に侵された場合をアジソン病といい、下垂体疾患などで二次的に起こったものと区別する。

アシドーシス〔acidosis〕

 体液の酸塩基平衡が崩れ、酸性に傾いた状態。アルカローシスと逆の概念。酸塩基平衡は相対的なものであるため、重炭酸イオン(HCO3−)が低下した代謝性アシドーシスと、炭酸イオン(CO2+)が上昇した呼吸性アシドーシスとに分ける。呼吸性アシドーシスは肺でのCO2排泄が障害され、動脈血中にCO2が蓄積された状態である。高度になると意識障害、神経症状などが現れる。代謝性アシドーシスの原因としては、糖尿病や飢餓などによるケトン体の生成、急激な運動後の乳酸の蓄積、尿毒症における酸塩基平衡障害などがあげられる。

アセトン血性嘔吐症〔acetonemic vomiting〕

 2〜6歳の幼児に多くみられ、特に原因がないのに無欲状態、嗜眠傾向、食欲不振に陥り、食べ物を無理に与えると悪心、嘔吐する。あくび、顔面蒼白、全身倦怠感などがみられ、血中、尿中にケトン体の著増を特徴とする。重症ではコーヒー残渣様嘔吐、脱水症状をきたす。呼気にアセトン臭がある。しばしば反復する。ストレス、アレルギー、気候変化などが原因と考えられている。

アダムス‐ストークス症候群〔Adams-Stokes syn-drome〕

 心臓の刺激伝導障害により心拍が一過性に停止した結果、血流障害をきたし、そのために発作性に起こす意識障害のこと。軽いものではめまい、高度では失神、てんかん様痙攣、顔面蒼白、一過性の脈拍停止などがみられる。呼吸はチェーン‐ストークス呼吸となる。通常数秒〜数分で回復する。

アデノイド〔adenoid, adenoid vegetation〕

 咽頭円蓋のリンパ組織が腺様に増殖、肥大したもの。いわゆる“扁桃腺”の肥大である。小児期に多くみられる。原因は不明。鼻閉塞があり、口呼吸をするためアデノイド顔貌と呼ばれる特有の顔貌を呈する。いびき、鼻声などもみる。歯列不正、精神発育遅滞、頭重もある。慢性中耳炎を起こしやすく、それが原因で難聴をきたすこともある。一般に上気道の炎症性疾患に罹患しやすくなる。

アトピー性皮膚炎〔atopic dermatitis〕

 遺伝的過敏症で、いわゆるアトピーを素因として起こる疾患の一つ。正常人では何ら反応しない抗原量で抗体を産生し、皮膚症状を現す。多くは幼児期に治癒するが、成人期にまでもち越すものもある。乳児期は顔、頭部を中心に紅斑、漿液性丘疹が広がり、湿潤、結痂して落屑を生じる。幼児期には四肢伸側に丘疹、屈側に苔癬を生じる。成人期には乾燥化し、肘窩、膝窩、前額などに苔癬が生じ、皮膚は肥厚する。

アナフィラクトイド紫斑〔anaphylactoid purpura〕

 シェーンライン-ヘノッホ紫斑病

アニサキス症〔anisakiasis(ラ)〕

 鯨などを最終宿主とする線虫類アニサキス属の幼虫がヒトに寄生したもの。アニサキス属はプランクトンを第1中間宿主、イカなどを第2中間宿主とするらしい。人体への侵入は第2中間宿主の摂取による。ヒトでの寄生部位は胃腸粘膜で、肉芽腫を形成する。急性腹症の中に本症に基づくものがある。

アフタ性口内炎〔aphthous stomatitis〕

 口腔粘膜に直径1cm以内の円形の偽膜性線維性炎症局面を生じた状態。炎症局面の周囲には紅暈を伴う。真の原因はわかっていない。乳児期にみられるものは疱疹ウイルスが原因とされる。疼痛が強く、摂食が困難となる。ベーチェット病患者で高頻度にみられる。

アポロ病〔Apollo disease〕出血性結膜炎

アルカローシス〔alkalosis〕

 体液の酸塩基平衡がアルカリ性に傾いた状態。アシドーシスに対応する。代謝性、呼吸性がある。一つは酸の喪失で、もう一つはアルカリの蓄積に基づく。代謝性アルカローシスは頻回の嘔吐で、胃酸が欠乏した場合に起こる。一方、呼吸性アルカローシスは換気が促進した場合(過換気症候群、ヒステリー)などに生じる。

アルコール依存症〔alcohol dependense〕

 アルコール飲料の過剰摂取を抑制できず、精神的、肉体的に依存した状態。常に酩酊状態を求めて飲酒するが、アルコール体制が上昇しているため、酩酊状態に入るまでに大量のアルコール飲料を要する。また、酩酊状態といっても、ほろ酔いとは異なり、いわゆる泥酔状態に陥り、意識障害もみられる。飲酒をやめると振戦、戦毛、せん妄、痙攣などアルコール離脱症状が現れる。慢性アルコール中毒として、肝障害、胃腸障害、栄養障害などを伴うことが多い。

アルツハイマー病〔Alzheimer disease〕

 老年痴呆の一型。脳全体の萎縮と脳室の拡大が著しく、老人斑(神経突起シナプスの変性とアミロイドが一体となった物質)の出現、顆粒空胞変性、アルツハイマー神経原線維の変性が特徴である。物忘れから徐々に始まり、記銘力障害、見当識障害が現れ、やがて知能が低下し、人格変化が起こる。末期では人格が崩壊する。

アレルギー性鼻炎〔allergic rhinitis〕

 鼻粘膜のアレルギー反応に基づく炎症症状。主な症状はくしゃみ、水様性鼻汁の分泌である。鼻粘膜には浮腫をきたし、著しくなると鼻閉塞となる。鼻粘膜掻痒感、眼瞼掻痒感などを伴う。抗原には化学物質、花粉、塵などがある。日本で春に多くみられる花粉症は、スギ花粉が抗原となったアレルギー性鼻炎である。



疾患名  イ)
萎黄病、胃潰瘍、胃癌、移植片対宿主病、いぼ、イリタブルコロン、イレウス、インスリノーマ、インスリン自己免疫症候群、インフルエンザ


萎黄病〔chlorosis〕

 鉄欠乏性貧血の一種で、思春期前後の女子にくるものをいう。栄養不良や胃液の塩酸欠乏などに基づく鉄の吸収不足が原因と考えられているが、真因は不明である。さらに月経、減食、女性ホルモンの相対的増加による骨髄での造血能の低下などが貧血を増強する。鉄剤によく反応し、予後は良好である。

胃潰瘍〔gastric ulcer〕消化性潰瘍

胃癌〔gastric cancer,cancer of stomach〕

 胃に発生した癌腫をいい、部位別発生数でみるとわが国で最も多い癌で、特に男性に多い。転移傾向が強く、リンパ、血行性に所属リンパ節、遠隔リンパ節、鎖骨上窩、肝、腹膜などに転移し、女性では卵巣に転移することが多い。

移植片対宿主病〔graft versus host disease ;GVHD〕
 
 組織移植では移植片に対して拒絶反応を起こす。これには移植片細胞に対する自己抗体により惹き起こされる超急性拒絶、T細胞による細胞性免疫に基づく移植後1〜2週間前後に起こってくる急性拒絶、移植後数ヶ月〜数年して徐々に起こってくる腎機能不全を主病変とする慢性拒絶などがある。

いぼ 疣贅

イリタブルコロン 過敏性大腸症候群

イレウス 腸閉塞

インスリノーマ〔insulinoma〕

 インスリンを産生・分泌する膵ラ島β細胞の腫瘍で、腫瘍細胞は生体の制御を受けず、過剰のインスリンを分泌し続ける。そのため空腹時や運動後に低血糖が生じる。約90%は良性腫瘍(ホルモン産生腫瘍)である。

インスリン自己免疫症候群〔insulin autoimmune disease〕

 インスリン未使用にもかかわらず、血中にインスリン結合抗体を証明するもの。血中に自己インスリンに対する抗体を産生し、抗体が結合するため、インスリンは不活化される。この結合インスリンが遊離すると低血糖が起こる。自己インスリンに対して抗体を産生する仕組みは不明である。

インフルエンザ〔influenza〕
 RNAウイルスであるインフルエンザウイルスによる感染症である。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型がある。飛沫感染の急性伝染性疾患である。感染部位は呼吸器で、発熱、脱力感、食欲不振、倦怠感、頭痛、関節痛、消化器症状など全身症状が強い。



疾患名 ウ)
ウイリアムスーキャンベル症候群、ウイリス動脈輪閉塞症、ウイルス性疣贅、ウイルソン病、ウイルムス腫瘍、ウェーゲナー肉芽腫症
ウエスト症候群、ウエーバー-クリスチャン病、ウェルニッケ脳症、うっ血性心不全、うつ病


ウイリアムスーキャンベル症候群〔Williams-Campbell syndrome〕
 
 気管支軟骨形成不全による先天性の気管支拡張症で、気管支軟骨の欠損のため広汎な気管支拡張症を生じ、通常生後1年以内に呼吸器症状により発見される。成人に達する場合もあり、その場合は身体の発育が阻害されることが多い。家族発生例の報告もある。

ウイリス動脈輪閉塞症〔occulusive disease in circle of Willis〕

脳血管造影で内頸動脈終末部の狭窄または閉塞のため、脳底部の異常血管網(モヤモヤ血管網)として認められるもので、日本人に多い。臨床的には脳卒中様発作、痙攣を一過性あるいは反復性に繰り返す。原因としては、先天性とも後天性の血管異常や側副路形成に基づくともいわれる。

ウイルス性疣贅〔viral wart〕

 疣贅(いぼ)のうち、DNAウイルスであるヒト乳頭腫ウイルスによって起こるものをいう。尋常性疣贅、若年性扁平疣贅、糸状または指状疣贅、足底疣贅、尖圭コンジロームなどがある。

ウイルソン病〔Wilson disease〕
 
 肝レンズ核変性症とも呼ばれ、常染色体劣性遺伝性疾患である。発病年齢は小児に多く、11〜15歳が最も多い。振戦、筋強直、構音障害などの神経症状、カイザー-フライシャー角膜輪(角膜周辺に銅が沈着し、褐色、緑色、緑青色を呈する)と呼ばれる眼症状から粗大結節性の肝硬変を呈する。それらは銅の代謝異常、銅の肝、腎、脳などへの沈着に基づくもとである。

ウイルムス腫瘍〔Wilms tumou〕

 そのほとんどが6歳以下の幼児に発生する腎臓の悪性腫瘍である。胎生期の造腎組織を発生母地とする肉腫と腺腫の混合腫瘍で、腎芽細胞腫とも呼ばれる。先天性に存在した可能性を認める場合が多いが、まれに成人にも発生する。小児悪性腫瘍の約20%を占め、発育がきわめて速く悪性である。

ウェーゲナー肉芽腫症〔Wegener granulomatosis〕

 副鼻腔から気管支に至る上気道および下気道にみられる壊死性の肉芽腫病変である。比較的まれな疾患であるが、中年に多く発症し、重症例では通常6〜8ヶ月で死亡する。全身性の血管炎、糸球体腎炎を伴うことが特徴で、症状としては呼吸器症状、鼻骨、鼻軟骨の潰瘍、また眼球が侵される場合もある。膠原病に入れられる。

ウエスト症候群〔West syndrome〕

 点頭てんかんの一つで、ほとんど乳児に限り、乳幼児に特有な症候群といってよい。痙攣発作は数群の筋群に及び、多くは点頭を伴う屈伸または転倒に至る1日100回以上のミオクローヌスで、脳波上特異な所見を示す。通常の抗てんかん剤が奏効しにくく、ACTH、副腎皮質ステロイド、ベンゾジアゼピン系薬剤が効果を現しやすいなど本症候群独特の側面をもっている。多くは知能障害を残す。

ウエーバー-クリスチャン病〔Weber-Christian disease〕

 全身の脂肪織が侵され、再発性の発熱と皮下結節を主徴とする全身性の脂肪織炎である。膵炎、膵癌などの膵疾患に伴う症候性のものと原因不明の本態性のものがある。全身倦怠感、発熱、関節症状をもって始まり、皮膚には皮下結節を生じ、さらに内臓では大網、腸間膜、気管、心外膜、膵周囲などの脂肪融解病変を認める。このため血中脂質の増加、脂肪肝をみることがある。成人女子に多い。感染、自己免疫、感染アレルギーなど真因は不明。

ウェルニッケ脳症〔Wernicke encephalopathy〕

 ビタミンB1の欠乏によって起こると考えられている脳障害である。乳頭体、第三脳室、第四脳室、中脳水道周囲灰白質の出血、血管増生、グリオーシスなどを呈し、意識障害、眼筋麻痺、眼振、小脳性運動失調などの症状が急性に出現する。大酒家におけるビタミンB1欠乏症はしばしば指摘されるところであるが、本症も慢性飲酒者に多い。早期にビタミンB1の静注が必要であるが、適切な治療を受けないと死亡することもある。

うっ血性心不全〔congestive heart failure〕

 心臓のポンプ機能失調に基づく全身性の循環障害で、生体需要に対する血液循環を維持できなくなり、肺、体循環系にうっ血をきたした状態である。急性と慢性がある。原因としては心筋自体の障害、膨張不全に基づく心機能障害、心仕事量増大の三つがある。これらの原因が重なるほど心不全は強く、進行も速い。易疲労性、呼吸困難、静脈うっ血、頻脈、咳嗽、喀痰、全身浮腫、静脈圧上昇、心拡大・肥大など共通した症状を示す。

うつ病〔depression〕

 抑うつ気分、精神運動抑制などを中心とした精神障害で、躁うつ病のうつ状態といってよい内因性うつ病(躁うつ両相がくる双相性とうつ病相のみが現れる単相性のものがある)、心因による反応性うつ病、神経症性うつ病、中毒や脳器質病変による症候性うつ病などに分けられる。症状は憂うつ、不安、意欲低下などの精神症状とともに頭重、食欲不振、便秘、痩せ、不眠などの身体症状も現れる。通常、数週間〜数ヶ月で寛解するが、数年にわたる場合もある。また、更年期に初発し、苦悶性興奮を特徴とする更年期うつ病と呼ばれるものもある。



疾患名 エ)AIDS、エキノコックス症、壊死性血管炎、エバンス症候群


AIDS〔エイズ;acquired immunodeficiency syndrome〕

 エイズウイルスの感染によって起こる後天性免疫不全症候群のこと。エイズウイルスはHTLV‐Vウイルス(ヒトT細胞白血病ウイルス‐V)で、これに感染すると免疫機能の低下をきたし、日和見感染症を併発する。特にカリニ肺炎が多い。また、カポシ肉腫を発生することも多い。当初、男性同性愛者に多くみられたが、男女間の感染、幼児の発症もみられる。輸血による感染が現在重大視されている。今のところ、治療法はなく、致死率は高い。

エキノコックス症  包虫症

壊死性血管炎〔necrotizing angiitis〕

 血管壁のフィブリノイド病変(壊死)と炎症性反応を呈する疾患の総称で、臨床的には結節性動脈周囲炎、過敏症による血管炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、リウマチ性動脈周囲炎、側頭動脈炎の五つに分かれる。その他、膠原病やその類縁疾患に伴う場合も多い。

エバンス症候群〔Evans syndrome〕

 自己免疫性溶血性貧血の一つ。貧血、血小板減少を特徴とする。原因がよくわかってないが、発症には遺伝が関与するらしい。抗血小板抗体と抗赤血球抗体の形成が本態である。軽度の黄疸、皮膚・粘膜出血を反復する。



疾患名 オ)
黄色腫、黄色靭帯骨化症、黄疸性出血性レプトスピラ、オウム病、オスグット病


黄色腫〔xanthoma〕

 脂質に富み、黄色を呈する皮膚の結節、腫瘤である。全身または局所の脂質代謝障害に基づく反応性の黄色腫と、線維芽細胞の腫瘍性増殖である腫瘍性黄色腫がある。反応性のものは家族性高リポ蛋白症、原発性胆汁性肝硬変などの肝疾患、糖尿病に続発するもので、一般に血清脂質の値は高値を示すが、腫瘍性のものでは血清脂質の値は正常である。

黄色靭帯骨化症〔ossification of yellow ligament ; OYL〕

 黄色靭帯とは脊柱管の上下の椎弓を連絡する靭帯で、弾性線維に富み、黄色を示すのでこの名がある。この靭帯が徐々に骨化し、痙性麻痺をきたすものが黄色靭帯骨化症である。下位胸椎、胸腰移行部に好発する。腰背痛を伴う。進行すると脊柱管が狭窄し、脊髄神経を圧迫する。これが痙性麻痺の原因となる。他の靭帯の骨化を合併することが多い。後縦靭帯骨化と合併した場合は、脊柱管の狭窄が著明となる。

黄疸性出血性レプトスピラ〔leptospirosis icterohemorrhagica〕   ワイル病

オウム病〔psittacosis、parrot fever〕

 人畜共通感染症の一つで、病原体はクラミジア・プシタキである。オウムの糞便中のものを吸引感染することが多い。気管支肺炎を起こし、高熱が続く。食欲不振、頭痛、筋肉痛、胸痛を伴う。

オスグット病〔Osgood disease〕

 発育期の男子に好発する脛骨粗面の突出。圧痛があり、運動時疼痛がある。骨化癒合障害が原因と考えられている。



疾患名 カ)
外陰炎、疥癬、回虫症、潰瘍性大腸炎、解離性大動脈瘤、過換気症候群、角膜潰瘍、角膜真菌症、角膜ヘルペス、下肢静脈瘤、
下垂体性悪液質、下垂体性小人症、下垂体線腫、下垂体前葉機能不全症、ガス壊疽、かぜ症候群、加速度病、褐色細胞腫、滑膜炎、
化膿性中耳炎、過敏性血管炎、過敏性大腸症候群、過敏性肺臓炎、花粉症、カポシ肉腫、鎌状赤血球貧血、カリニ肺炎、顆粒球減少症
、カルチノイド、川崎病、感音性難聴、肝癌、肝吸虫症、眼筋麻痺、間欠性跛行、肝硬変症、カンジダ症、間質性腎炎、間質性肺炎、
肝性脳症、眼精疲労、関節炎、関節水腫、乾癬、頑癬、眼底出血、肝斑、乾皮症、陥罠症候群、顔面神経麻痺、肝レンズ核変性症


外陰炎〔vulvitis〕

 外陰部の炎症。膣炎、尿道炎などに続発することが多い。原因はトリコモナス、カンジダによる場合が多い。局所に発赤、腫脹があり、漿液性、粘液性、膿性の分泌物がみられ、掻痒感が強い。

疥癬〔scabies〕

 人疥癬虫の寄生。疥癬は指間、腋窩、膝窩、下腹部、陰茎包皮、陰唇など、皮膚の軟らかい部分に寄生する。寄生部およびその周囲には栗粒大の皮疹が生じる。また、疥癬墜道とよばれるトンネル様の寄生部を皮膚○層にまで伸ばし、中に卵を産む。寝具などの中で身体が温まると掻痒感が強くなる。

回虫症〔ascariasis〕

 線虫類の回虫の寄生。回虫は虫卵が経口的に体内にとりこまれ、小腸に達し、ついで、肺に移行し、幼虫となり気管、咽喉へと移行し、●下されて再び腸達し、腸で成虫になるという体内移動(幼虫移行)を行う。主な症状は腹痛、異味症、食思不振などで、寄生虫性腸炎を起こす場合もある。また、寄生部によって通過障害が起こり、腸閉寒をきたす場合もある。

潰●性大腸炎[ulcerative colitis]

 大腸に発生する広範な非特異的潰●性炎症。中年以降に発生することが多い。原因は不明で、細菌、ウイルスの感染、アレルギーなどがあげられている。下痢、粘血膿便、発熱などがみられ、軽快憎悪を繰り返すことが多い。これが長期にわたると、栄養障害がみられ、大腸の萎縮をきたすこともある。重症の場合には大出血、●孔、狭窄を起こす。

解離性大動脈癌[dissecting aneuysm of aorta]

 動脈硬化を起こした大動脈が内膜面に破●を生じ、そこから血流が流れ込み、血管壁を裂くように剥離し、血●を生ずるもの。中膜の●弱化のために発生する。胸痛、心臓部痛、心●部痛、背痛などを伴って急激に発症し、血●が破裂すると急死する。

過換気症候群[hyperventilation syndrome]

 換気の異常亢進のためアルカローシスをきたすことにより、意識障害、呼吸困難を訴える。多くの場合、心因性で、四肢のしびれなど多愁訴性である。その他、薬物による呼吸中●の刺激、肺、胸●系の疾患が原因となる。

角膜潰●[corneal ulcer]

 角膜組織の損傷。外因性と内因性があり、外因性は外傷からの細菌感染、内因性はアレルギー、三●神経麻痺、●原病などが原因としてあげられるが、原因不明のことが多い。角膜は混濁し、白血球浸潤をみる。進行すると壊死、さらに進行すると角膜全層が侵されて角膜●孔をきたす。

角膜真菌症[keratomycosis]

 角膜の真菌感染症。原因真菌にはカンジダやアスペルギルスが多い。感染当初は混濁、疼痛、●明が著しく、やがて潰●、浸潤をきたす。前房蓄膿もある。

角膜ヘルペス[herpetic lower extremities]

 単純ヘルペスウイルスの感染によって起こる角膜炎。炎症部は樹状、地図状に広がる。深在性潰●、びまん性炎症をきたすこともある。症状は眼痛、流涙、異物感、●明などで、再発しやすい。

下肢静脈癌[varices lower extremities]

 下肢の静脈の拡張と癌状隆起。主に中年以降の人で、下肢の皮静脈に発生しやすい。下肢皮静脈はもともと発生しやすい部位であるが、長時間の立ち仕事などでは起こしやすい。血液の環流障害を生じ、起立時の立ちくらみもある。還流が著しく障害されると下腿潰●をきたす。下肢の浮●、皮膚の硬化、萎縮をみる。

下垂体性悪液質[hypophyseal cachexia]シモンズ症候群
下垂体性小人症[pituitary dwarfism]

 下垂体前葉ホルモンの成長ホルモン(GH)の分泌障害に基ずく成長障害。身長は低いが、身体のバランスはとれていることが多い。小児期より障害がある場合は、性的発育不全もある。成長ホルモンの単独欠損によって起こる場合と、脳腫瘍など二次的に起こる場合とがある。

下垂体腺腫[pituitary adenoma]

 下垂体に発生した腺腫。全能腫瘍の約10%を占め、ほとんどが前葉の腺細胞に由来する。嫌色素性、好酸性、好塩基性に分けられるが、嫌色素性が半数以上占める。初期には視力障害。視神経交差部が圧迫されると両耳側半盲となる。ときに下垂体ホルモンの分泌異常もみられ、巨人症または先端肥大症(成長ホルモンによる)やクッシング病(ACTHによる)をきたす。

下垂体前葉機能不全症[anterior pituitary insuffici-ency]

 間脳ー視床下部ー前葉系のいずれかの障害に基ずく前葉ホルモンの分泌障害。前葉ホルモンは甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副賢皮質刺激ホルモン(ACTH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体ホルモン(LH)、乳腺分泌刺激ホルモン(プロラクチン)、成長ホルモン(GH)の6種類であり、それぞれのホルモンに対応した特徴的な異常を呈する。一般に体脂肪消失、性器萎縮、無月経、低体温、低血圧などをみる。

ガス壊疸[gas gangrene]

 ガス壊疸菌の感染によって起こる結合組織の炎症。ガス壊疸菌とは嫌気性の醸膿菌の総称で、ウェルシュ菌、ショーボ菌などがある。主に土中に存在し、創傷などから侵入する。潜伏期間は6〜7時間。発症すると体温の上昇、創傷面周囲の腫脹、皮膚、筋肉の壊疸を生じ、壊疸部にはガスを生じる。

かぜ症候群[common cold]

 上気道粘膜の急性炎症症状の総称。ウイルス、細菌感染によって起こることが多い。症状は鼻汁、鼻閉、くしゃみ、咽頭違和感、発熱、●怠感などである。

加速度病[acceleration sickness]

 加速度による刺激が内耳、前庭、半規管に反復して加わるために起こるさまざまな症状で、動揺病ともいう。乗物に乗ったときの揺れなどで起こることが多い。自律神経系の反応異常と考えられる。顔面蒼白、冷汗、頭重、ひどい場合には嘔気、嘔吐がみられる。

褐色細胞腫[pheochromacytoma]

 副●髄質および交感神経節細胞の腫瘍。副●髄質の機能亢進に基ずくカテコールアミンの過剰生産のため、高血圧をきたす。頭痛、発汗過多、動悸、頻脈、高血糖、食思不振、基礎代謝亢進など、カテコールアミンの過剰に基ずく症状を呈する。

滑膜炎[synovitis]

 関節滑膜、腱●滑膜、粘液包の滑膜などの炎症で、関節内に滑液が●出し、関節水腫を呈する。化膿性、結核性、アレルギー性、外傷性を分ける。●刺液も化膿性と●液性がある。炎症が内部、関節包へ広がると関節炎となる。

化膿性中耳炎[middle ear suppurayion]

 細胞感染による中耳炎で、急性と慢性がある。急性は一般に上気道の急性炎症に続発して起こる事が多く、耳痛、耳鳴、耳閉、難聴などを必発し、悪漢、発熱などの全身症状を伴うこともある。原因としては、耳管感染が最も多く、ほかに外耳道感染、血行感染があり、起炎菌は連鎖球菌が最も多い。慢性のものでは鼓膜の●孔を伴い、慢性の耳漏、難聴を主な症状とする。感染は変形菌、緑膿菌、コリネバクテリウムによるものが多い。単純性と真珠腫性があり、単純性の場合は予後がよいが、真珠腫性では顔面神経麻痺、めまいなどの神経障害を起こし、頭●内合併症から生命の危険を伴う場合もある。

過敏性血管炎  壊死性血管炎

過敏性大腸症候群[irritable colon syndrome]

 器質的病変を伴わない腸の運動、緊張の亢進、自律神経失調の症状をきたすもの。心因性で、便通異常、腹痛、腹部膨満感など腸症状を主症状とし、発汗、頭痛などの血管運動神経症状などを伴うこともある。便秘、下痢、両者を繰り返すことも多い。不安や緊張感などで誘発される。

過敏性肺臓炎[hypersensetivity pneumonititis]

 びまん性におこる間質性肺炎をいう。有機●●、胞子などの吸引刺激で起こる。発熱、咳●、運動時の呼吸困難をみる。呼吸困難は徐々に進行し、安静時にも訴えるようになる。

花粉症[pollenosis] アレルギー性鼻炎

カポシ肉腫[kaposi sarcoma]

 紡錘形細胞と毛細血管の増殖を特徴とする血管腫様の悪性腫瘍である。暗赤色、紫紅色の皮疹に始まり、徐々に増大し、局面内に浸潤結節を生じる。局面には毛細血管拡張、出血、色素沈着を認め、潰瘍を形成する。数年から10数年にわたり慢性に進行し、末期には内臓まで侵されて死亡する。発生の原因は遺伝的背景因子(HLA-D5)の関与が示唆されており、また組織培養株にサイトメガロウイルスが認められることから、現在ではサイトメガロウイルスが重要な役割を果たすと考えられている。一般に高齢者に多く発症するが、日本ではきわめてまれな疾患である。最近、AIDSに特徴的に併発することから、とくに注目を集めている。

鎌状赤血球貧血[sickle cell anemia]

 溶血性貧血の一つ。黒人種にみられる遺伝疾患である。鎌状の赤血球、異常血色素〔ヘモグロビンS)を特徴とする。鎌状赤血球は低酸素下で溶血を起こし、小血管の循環障害をきたす。急激な腹痛、リウマチ様疼痛、脾腫、下腿潰瘍、黄疸などの症状を認める。

カリニ肺炎[pneumocystis carinii pneumonia]

 カリニ原虫の感染によって起こる肺炎。カリニ原虫は動物の雑菌として存在するが、ヒトの免疫能の低下では日和見感染を起こす。咳、チアノーゼ、呼吸困難などをきたし、X線撮影では水腫様、びまん性の陰影を認める。

顆粒球減少症[agranulocytosis]

 白血球のうち、顆粒球が減少した状態。放射線、抗腫瘍剤による骨髄障害に基ずくもの、抗甲状腺剤中毒などのアレルギーによるもの、SLEによるものなど、原因はさまざまである。高熱をもって発症、口内潰瘍を伴う。出血性素因はない。急激に経過し、死に至ることも多い。

カルチノイド[carcinoid]

 胃腸管、胆●、卵巣、気管支などに発生する腫瘍。筋層が肥大し、結合組織の増殖を伴う。また、粘膜下に少腫癌の発生、肥厚をみる。●銀性の顆粒を含むものと好銀性の顆粒を含むものがある。●銀性顆粒を含むものはセロトニンを分泌し、皮膚の潮紅、●息様発作、下痢などを起こす。胃腸、とくに虫垂に発生することが多い。

川崎病[kawasaki disease ;MCLS]

 急性熱性皮膚粘膜リンパ症候群ともいい、原因不明の急性熱性発疹性疾患である。高熱をもって発症、口腔粘膜のびらん、手足の浮腫、リンパ節腫張、●幹の発疹、舌乳頭の腫大をみる。指●に模様の落●をみる。熱は抗生物質に反応しない。冠状動脈の栓寒、血管の変化を伴うこともあり、冠動脈炎のため死亡することもある。流行性から、ウイルスが原因と考えられているが、特定はされていない。

感音性難聴[perceptive deafness]

 聴覚経路のうち、内耳とそれ以降の大脳皮質に至る病変により起こる難聴。伝音性難聴に対応する。内耳障害に基ずくものを迷路性難聴、これより高位の大脳皮質までの経路上の障害に基ずくものを後迷路性難聴という。聴覚検査では気導聴力、骨導聴力ともに低下することが多く、気導聴力のみが悪化している伝音性難聴との鑑別は容易である。原因としては音響外傷、頭部外傷、気圧外傷、内耳炎、メニエール病、突発性難聴、老人性難聴、感染病、種種の頭●内疾患などがあるが、原因不明のものも高率にある。薬剤、特にアミノグリコシド系抗生物質の副作用によるものもよく知られている。

肝癌[liver cancer,cancer of lever]

 発生母地から原発性と転移性に分ける。わが国の癌の発生部位別死亡数で肝癌は第3位で、増加傾向を示している。原発性肝癌は肝実質細胞から発生するへパトーマ(肝細胞癌)と胆管上皮細胞由来のコランジオーマ(胆管細胞癌)がある。ヘパトーマはウイルス性肝炎に続発するものと考えられ、肝硬変に高率に合併する。また、アフラトキシンなどの化学物質によっても起こる。原発性肝細胞癌ではαーフェトプロテイン(AFP)の急上昇が診断の助けとなる。一方、転移性肝癌は癌患者の約1/3に認められ癌の他臓器血行性転移に基ずくものである。この場合は血中AFPの上昇はない。

肝吸虫症[distomiasis, cionorchiasis]

 肝吸虫(肝ジストマ)の胆肝内寄生による寄生虫症である。肝吸虫は広く秋田県から宮崎県に至る川や沼地に分布する体長10〜20mmの細かい葉状の寄生虫で、第1中間宿主はマメタニシである。第2中間宿主はモツゴ、モロコ、タナゴ、シラウオ、フナ、コイなどの淡水魚で、その皮下、筋肉に被●幼虫が寄生する。これを人が食べて感染する。被●幼虫は小腸上部で脱●し、輸胆管の開口部から肝に侵入し、成虫になる。肝に多数寄生すると胆管拡張、黄疸、肝細胞変性などが生じ、肝腫大、腹部膨満感、食欲不振、下痢を起こす。肝硬変に至ることもある。

眼筋麻痺[paralysis of ocular muscles]

 麻痺性斜視や眼●下垂を起こす外眼筋麻痺と視調節異常をきたす内眼筋麻痺の二つを区別する。外眼筋麻痺は麻痺筋側への眼球運動は不能となり、斜視を呈する。内眼筋麻痺は毛様体筋の障害、麻痺性散瞳などのため、近業障害、めまい、●明などをきたす。原因には頭●付近や脳内諸経路の障害、眼●の障害、外傷などがある。ジフテリア、ボツリヌス感染症、眼球損傷、散瞳剤の点眼などでも起こす。

間欠性●行[intermittent claudication]

 しばらく歩行するとかん患肢に疼痛が起こり、歩行不能となるが、休息すると疼痛が回復して、また歩けるようになるもの。しばらく歩くと、また同様の症状を繰り返す。主な原因は下肢の動脈硬化や動脈血●閉寒性障害に基ずく血流障害で、筋肉痛が起こる。血管病変によるもののほか、脊柱管狭●症、椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍などによるものがある。

肝硬変症[liver cirrhosis]

 肝の小葉構造が崩れ、間質線維の増加、実質の変形、壊死による縮小、再構築が行われ、肝の循環障害を生じたものである。原因にはウイルス性肝炎に続発するもの、アルコール性肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、続発性胆汁性肝硬変などがある。その発症はきわめて緩慢で、長年の経過で徐々に進行する。肝の非可逆的病変も、残存組織の代償により機能が比較的よく保たれ、自覚症状をあまり認めない代償期を経て、やがて障害が広●に及び、著明な症状を現す非代償期に移行する。ひ代償期には腹水、門脈圧亢進、肝性脳症、食道静脈癌、またウイルス性肝硬変症ではとくに肝細胞癌を高頻度に合併する。

カンジダ症[candidasis]

 真菌の一種であるカンジダ属によって惹起される感染病で、カンジダ・アルビカンスによるものが多い。主に皮膚、粘膜を侵すが、ときに内臓に及び、全身性に至る。カンジダは正常な皮膚、粘膜、尿、喀痰、糞便などに存在し、通常は何ら害はないが、免疫不全、また抗生物質による菌交代現象、内用・外用副腎皮質ステロイド剤の乱用などによってカンジダ症を起こす。最近増えている、

間質性腎炎[interstitial nephritis]

 腎臓の間質組織に主要な変化を有し、ネフロンの二次的障害を伴う疾患である。急性と慢性がある。急性のものはジフテリア、

























疾患名 キ)
気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、気管支肺炎、気胸、偽性副甲状腺機能低下症、基底細胞癌、逆流性食道炎、球後視神経炎、呼吸不良症候群、急性アルコール中毒、急性肝炎、急性肝炎、急性腎不全、急性膵炎、急性熱性皮膚粘膜リンパ症候群、急性白血病、急性腹症、急性副腎皮質不全、急性扁桃炎、狭心症、蟯虫症、強直性脊椎炎、強迫神経症、強皮症、胸膜炎、拒食症、巨人症、巨赤芽球性貧血、魚鱗癬、ギラン−バレー症候群、ギルバート病、筋萎縮性側策硬化症、筋強直症候群、菌血症、菌交代症、



疾患名 ク)
クインケ浮腫、クッシング症候群、グッドパスチュア症候群、クモ膜下出血、クラインフェルター症候群、グラビッツ腫瘍、クリスマス病、グルカゴノーマ、クル病、グレイ症候群、クレチン症、グレーブス病、クローン病、



疾患名 ケ)
頸肩腕症候群、頸椎後縦靭帯骨化症、ケーソン病、結核、血管硬化性間欠性歩行困難症、血管神経性浮腫、月経異常、月経困難症、月経前緊張症候群、血小板機能亢進症、血小板機能低下症、血小板血病、血小板減少症、血小板無力症、結節性動脈周囲炎、血栓性血小板減少性紫斑病、血栓性静脈炎、結腸癌、結膜下出血、血友病、ケラトアカントーム、ケルスス禿瘡、ケロイド、腱鞘炎、原発性アミロイドーシス、原発性アルドルテロン症、原発性胆汁性肝硬変、原発性免疫不全症



疾患名 コ)
こう丸腫瘍、交感性眼炎、高血圧性脳症、高血圧性網膜症、虹彩毛様体炎、高山病、高脂血症、後縦靭帯骨化症、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、高浸透圧性非ケトン血性糖尿病昏睡、光線過敏症、鉤虫症、喉頭癌、喉頭水腫、高尿酸血症、更年期障害、紅皮症、高プロラクチン血症、硬膜外血腫、硬膜下血腫、抗利尿ホルモン分泌異常症候群、枯草熱、骨形成不全症、骨腫瘍、骨髄炎、骨髄腫、骨髄線維症、骨折、骨粗鬆症、骨軟化症、骨肉腫、固定蕁麻疹、固定薬疹、コルサコフ症候群、コレラ、コーン病、症候群、



疾患名 サ)
細菌性心内膜炎、細菌性髄膜炎、細血管障害性貧血、再生不良性貧血、臍ヘルニア、里吉病、サラセミア、サルコイドーシス、産褥熱、霰粒腫、



疾患名 シ)
シェーグレン症候群、シェーンライン-ヘノッホ紫斑病、痔核、子癇、弛緩性出血、色覚異常、子宮外妊娠、子宮癌、子宮筋属炎、子宮頸管炎、糸球体腎炎、子宮膣部びらん、子宮内反症、子宮内膜炎、子宮内膜症、子宮付属器炎、子宮傍結合織炎、ジ・グーグリエルモ病、自己免疫性溶血性貧血、思春期早発、思春期遅発、視神経炎、持続勃起症、湿疹、膝内障、シップル症候群、シニアー-アッシャー症候群、シーハン症候群、ジフテリア、脂肪肝、シモンズ症候群、シャイ−ドレージャー症候群、若年性関節リウマチ、斜頸、縦隔腫瘍、周期性傾眠症、周期性四肢麻痺、重症筋無力症、十二指腸潰瘍、絨毛性潰瘍、手根管症候群、酒○、酒○性ざ瘡、出血性結膜炎、シュワルツ−バータ症候群、常位胎盤早期剥離、消化管憩室症、消化性潰瘍、猩紅熱、掌蹠膿疱症、条虫症、小舞踏病、食中毒、食道アカラシア、食道癌、食道静脈瘤、女子顔面黒皮症、女性化乳房、ショック、痔瘻、脂漏性皮膚炎、腎盂腎炎、心筋梗塞症、心筋症、神経因性膀胱、神経膠腫、神経症、神経鞘腫、神経性食欲不振症、腎血管性高血圧、腎硬化症、進行性筋ジストロフィー症、心室中隔欠乏症、滲出性中耳炎、尋常性乾癬、尋常性○瘡、尋常性白斑、心身症、腎性高血圧症、新生児壊死性大腸炎、新生児仮死、新生児呼吸窮迫症候群、真性多血症、心臓喘息、心臓弁膜症、心タンポナーデ、シンドローム・マリン、心内膜炎、心嚢炎、塵肺、心房中隔欠損症、蕁麻疹、



疾患名 ス)
膵壊死、膵癌、水晶体後線維増殖症、水腎症、水痘、水頭症、髄膜炎、髄膜腫、スチル病、スティーブンス-ジョンソン症候群、
ステロイド○瘡、ステロイド酒○、ストラウス症候群、SMON、



疾患名 セ)
成人呼吸窮迫症候群、精神遅滞、成人T細胞白血病、精神分裂病、赤芽球癆、脊髄小脳変性症、脊柱管狭窄症、脊柱側彎症・後彎症、脊椎カリエス、脊椎分離・すべり症、赤白血病、赤痢、せつ、舌癌、接触性皮膚炎、セミノーマ、尖圭コンジローム、全身こむら返り病、全身性エリテマトーデス、全身性血管炎、潜水病、先端肥大症、前置胎盤、先天性巨大結腸症、先天性股関節脱臼、先天性胆道閉鎖症、先天性肥厚性幽門狭窄症、腺熱、前立腺炎、前立腺癌、前立腺肥大症



疾患名 ソ)
躁うつ病、早産、鼠径ヘルニア、鼠径リンパ肉芽腫、ゾーリンジャー‐エリソン症候群



疾患名 タ)
第五病、体質性黄疸、帯状疱疹、大腸ポリポーシス、大動脈炎症候群、大動脈瘤、第四性病、第六病、ダウン症候群、高安病、
ダグラス窩膿瘍、多形滲出性紅斑、多血症、脱臼、脱水症、多動児、ターナー症候群、多発性筋炎、多発性硬化症、多発性神経炎、
WPW症候群、胆道炎、炭酸ガスナルコーシス、単純性疱疹、単純性毛包炎、胆石症、胆道ジスキネジー、丹毒、胆嚢炎、
ダンピング症候群



疾患名 チ)
チアノーゼ、チェーン‐ストークス呼吸、蓄膿症、地中海貧血、チック、中耳炎、中心性網脈絡膜炎、虫垂炎、中毒性腎炎、
中毒性表皮壊死症、肘内障、腸重積、調節不全症候群、腸チフス、腸閉塞、直腸癌



疾患名 ツ)
椎間板ヘルニア、痛風、ツツガムシ病



疾患名 テ)
手足口病、D症候群、DIC、停留睾丸、鉄芽球性貧血、鉄欠乏性貧血、デニー症候群、デュビン-ジョンソン症候群、伝音性難聴、
てんかん、伝染性紅斑、伝染性単核症、点頭てんかん、天疱瘡



疾患名 ト)
糖尿病、糖尿病性網膜症、動脈管開存症、動脈硬化症、動脈硬化性間欠性跛行、動脈瘤、動揺病、トキソプラズマ症、
特発性血小板減少性紫斑病、特発性心筋症、突発性難聴、突発性発疹



疾患名 ナ)
内頸動脈閉塞症、内反足、ナルコレプシー、軟性下疳、軟部組織肉腫



疾患名 ニ)
日本住血吸虫症、日本脳炎、乳癌、乳児下痢症、乳腺炎、乳腺症、尿細管性アシドーシス、尿道炎、尿毒症、尿崩症、尿路結石症、
妊娠悪阻、妊娠中毒症



疾患名 ネ)
熱射病、熱傷、ネフローゼ症候群、ネルソン症候群、粘液水腫



疾患名 ノ)
脳炎、膿胸、脳梗塞、脳挫傷、脳出血、脳腫瘍、脳性麻痺、脳卒中、脳動脈硬化症、脳内血腫、嚢胞腎



疾患名 ハ)
肺アスペルギルス症、肺壊疽、肺炎、肺化膿症、肺癌、肺カンジタ症、肺気腫、肺吸虫症、敗血症、肺高血圧症、肺梗塞、肺真菌症、
肺水腫、肺性心、肺線維症、肺塞栓症、梅毒、肺膿瘍、破壊性奇胎、バーキットリンパ腫、パーキンソン病、白癬、白内障、麦粒腫、
パジェット病、橋本病、バージャー病、播種性血管内凝固症、破傷風、バセドウ病、バーター症候群、白血病、バネ指、パラチフス、
バリスム、ハンセン病、ハンター舌炎、ハンター‐ラッセル症候群、バンチ症候群、ハンチントン舞踏病、ハント症候群



疾患名 ヒ)
PIE症候群、肥厚性鼻炎、微細脳損傷症候群、皮質盲、鼻茸、微小脳性麻痺、ヒステリー、ビダール苔癬、ピックウィック症候群、
皮膚筋炎、皮膚粘膜眼症候群、飛蚊症、非ホジキン病、肥満症、びまん性間質性肺線維症、百日咳、日和見感染症、非淋菌性尿道炎、ヒルシュスプルング病



疾患名 フ)
ファロー四徴病、ファンコニー貧血、不安神経症、フィッシャー症候群、風疹、フェニルケトン尿症、フォルクマン拘縮、
フォン・ウィレブラント病、副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、副腎クリーゼ、副腎性器症候群、副鼻腔炎、腹膜炎、不整脈、
ブドウ膜炎、不妊症、プランマー病、フリクテン性角膜炎、ブルーム症候群、フレーリッヒ症候群、糞線虫症



疾患名 ヘ)
閉塞性血栓血管炎、ページェット病、ペスト、ベーチェット病、ヘノッホ病、ヘモクロマトーシス、ペルテス病、ヘルペス、ベル麻痺、
変形性関節症、変形性脊椎症、扁平苔癬



疾患名 ホ)
膀胱炎、膀胱腫瘍、放射線肺炎、胞状奇胎、蜂巣織炎、包虫症、ボーエン病、ホジキン病、ボタロー管開存症、
発作性夜間血色素尿症、母斑症、ポリオ、ポリープ、ポルフィリン症、本態性高血圧症



疾患名 マ)
マクログロブリン血症、麻疹、マロリー‐ワイス症候群、慢性肝炎、慢性関節リウマチ、慢性甲状腺炎、慢性腎不全、慢性膵炎、
慢性中耳炎、慢性白血病、慢性副腎皮質不全



疾患名 ミ)
未熟児網膜症、脈なし病



疾患名 ム)
無顆粒球症、無菌性骨端壊死、ムコ多糖症



疾患名 メ)
メーグス症候群、メニエール病、メビウス症候群、メラノーマ、メンデルソン症候群



疾患名 モ)
盲管症候群、蒙古症、網膜出血、網膜中心静脈血栓症、網膜中心動脈塞栓、網膜剥離、網脈絡膜炎、もやもや病、門脈圧亢進症



疾患名 ヤ)
薬疹、野兎病、夜尿症



疾患名 ユ)
ユーイング腫瘍、有○細胞癌、疣贅、幽門狭窄症、癒着胎盤



疾患名 ヨ)
癰、溶血性貧血、羊水過少、羊水過多、羊水感染、羊水塞栓症、腰痛症、翼状片、横川吸虫症



疾患名 ラ)
癩、ライエル症候群、ライ症候群、ライテル症候群、卵巣腫瘍



疾患名 リ)
リウマチ熱、リヒテル症候群、隆起性皮膚線維肉腫、流行性角結膜炎、流行性耳下腺炎、流産、緑内障、リール黒皮症、りんご病、淋疾



疾患名 ル)
類天疱瘡、ループス腎炎、ルポイド肝炎



疾患名 レ)
レイノー病、レックリングハウゼン病、レプトスピラ症、レンノックス症候群



疾患名 ロ)
ロイコプラキー、老人性角化腫、老年痴呆、ローター症候群



疾患名 ワ)
ワイル病

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