鍼灸や漢方で不妊治療成功率を上げる卵子力

不妊体質の改善に効果があるとされている鍼灸や漢方だが、具体的には血行促進・基礎体温の安定・生理不順の改善・冷え性の緩和・貧血の改善などの効果が期待できる。

これらの症状は卵子の質を悪くする原因にもなっているものなので、治療を続けていくうちに自然と卵子の状態も改善される。

何よりも焦らず行うことが大切

鍼灸も漢方も、個人差はあるものの、時間をかけて少しずつ体質を変えていくものだ。そのため、通う時間とある程度の費用は覚悟しておかねばならない。

費用に関しては、漢方の一部のみ健康保険が適用されるが、鍼灸は不妊治療が目的の場合は全額自費である。もっとも、保険の効く漢方は万人向けに作られており、...漢方薬局で個別に調合・処方されるものにはかなわない。

鍼灸も漢方も、個人差はあるものの、時間をかけて少しずつ体質を変えていくものだ。そのため、通う時間とある程度の費用は覚悟しておかねばならない。

費用に関しては、漢方の一部のみ健康保険が適用されるが、鍼灸は不妊治療が目的の場合は全額自費である。もっとも、保険の効く漢方は万人向けに作られており、...漢方薬局で個別に調合・処方されるものにはかなわない。

より効果を上げたければ、保険を使わず自分だけのために薬を作ってもらったほうが良いだろう。

治療の効果が出てくると、タイミング法や人工授精、体外受精、顕微授精の成功率がアップする。質の良い成熟卵が育つので排卵もスムーズで、精子側に問題がなければ、受精卵 → 胚 → 胚盤胞と順調に成長し、移植を見送る必要もない。

また、ホルモンバランスが整うことで月経痛も緩和し、血流が良くなって冷え性が治るので体調が良くなる。すると毎日を気分よく過ごせるのでストレスもたまらず、生殖細胞の大敵である活性酸素を抑制することにもつながるのだ。

そして、ミトコンドリアの数を増やすことも大切だ。これはもともと人間の体内に存在する物質で、ATPと呼ばれるエネルギーを出して細胞の活性化を促してくれる。

不足すると卵子の成長に必要なエネルギー量が足りず老化してしまうので、規則正しい生活を送って数を増やそう。筋肉の中に多く存在するので、筋力トレーニングをするのもおすすめだ。

さらに、漢方薬を取ると、ミトコンドリアに不足しているエネルギーを補給することができ、ミトコンドリアを活性化させる=卵子の質をアップすることが期待できるのだ。

より効果を上げたければ、保険を使わず自分だけのために薬を作ってもらったほうが良いだろう。

ミトコンドリアを活性させる漢方薬を使った卵子、精子の若返り

卵子・精子の若返えりの手段として、細胞内のミトコンドリアにエネルギーを与え、増加・活性を促す漢方薬という成分が注目されています。

卵子・精子には多くのミトコンドリアが必要、その理由とは?

エネルギーを多く必要とする細胞ほど細胞内のミトコンドリアの量が多く元気である必要がある

心臓細胞同様に卵子や精子は多くのエネルギーが必要とするためミトコンドリアの量は他の細胞に比べ10倍以上必要。

卵子、精子の質=ミトコンドリアの質

「採卵してもグレードが低い」「受精しない」「着床しても流産してしまう」「精子の運動率が悪い」を改善するには卵子、精子の質を改善する必要があります。

卵子の質が悪い例

卵子の質が悪い例としてこんなことがあります。
体外受精の場合、女性は卵子をhMG注射などによって無理矢理成熟させ、採卵を行います。そして採卵によって得られたグレード(質)の良い卵子を選別し、精子と受精させます。

本来であれば受精後、胚分割を繰り返しある程度に育ったところで子宮に戻し着床させます。しかし、体外受精の失敗の多くは「胚分割が止まってしまう」「着床しても胎児の発育が止まってしまう」事にあります。

これが質の悪い卵子の大きな特徴です。

精子の質が悪い例

運動率が悪く受精まで到達できない。

奇形精子の割合が高い。

卵子や精子のエネルギー源であるミトコンドリアが弱っている事が原因

卵子も精子もそうですが、これらは単一細胞として生きています。

私たちの体はいくつもの細胞からなり、肺や腸からエネルギーを取り込み活動に役立てています。しかし、卵子や精子の様な単一細胞は、その細胞の中だけでエネルギーを自給自足しなければなりません。

イクラからふ化したばかりの鮭の赤ちゃんもお腹に栄養の詰まった大きな赤いものがついていますよね。これはまだ餌を取れないため、そこから栄養を取りエネルギーに変えるのです。

卵子や精子も同じでミトコンドリアという小器官がエネルギーを作り出し、卵子は胚分割して着床し胎盤から栄養をもらえるまでの間、自給自足をするのです。

精子は卵子までたどり着き卵子の外幕を破り受精するまで泳ぐ力をミトコンドリアから得ています。

電子を多く含む食品でミトコンドリアが元気になる仕組み

ミトコンドリアは電子を多く含む食品から電子を取り出しミトコンドリアの外膜に取り込みエネルギーを生み出す。
これがATP回路だ。

ミトコンドリアが弱る、減る原因

卵子の老化、精子の老化は、ここ2,3年の間に多くの人々に認知されるようになった。

30代女性の場合は不妊症の初期検査である「AMH検査」の数値が3.5ng/mlを下回ると、上質な卵子を採卵することが難しくなると言われています。

一方男性の場合、老化した精子は単一細胞である精子のエネルギー源であるミトコンドリアの機能が悪く、卵子に到達できる力が弱っていることが多い。

簡単にいうと老化した卵子や精子は燃料が不足した車のような状態をイメージすると良いでしょう。

何故、それでは何故ミトコンドリアが減ったり弱ったりするのでしょうか。

その原因は「老化」にあります。

人の細胞自体は周期的に生まれ変わりますが、生まれ変わっても老化した細胞が分裂を行なうため、老化した細胞が生まれ変わるのです。

「老化」とはクギが酸素に触れて錆びるように「酸化」した状態をいいます。

ミトコンドリアを増やし活性化することで卵子と精子は若返る

卵子や精子のミトコンドリアの機能を回復させるには漢方薬を使うことが一般化されつつあります。

日本では薬局やインターネットで購入することができます。

漢方薬は卵子や精子内のミトコンドリアに対し、ミトコンドリアがエネルギーを生産する際に必要な電子を供給し、エネルギー生産能力を高めます。

AMH検査が基準値よりも低い女性や、精子の運動率が極度に低い男性に適しており、とりわけ30歳以上で不妊治療されている方々には広く愛用されています。
またミトコンドリアを増やす方法としては、特にサプリメントの摂取ではなく「有酸素運動」と「少食生活」がすすめられます。

今までの若返り成分といわれるものは、ビタミンCやコエンザイムといった「抗酸化成分」がほとんどでした。

「抗酸化」とは、すでに酸化・老化してしまった細胞を「これ以上酸化・老化させない」ということを意味します。

さらに吸収されずに余った抗酸化成分は、「酸化物」となり一転して逆効果を与えてしまうことが懸念されています。

卵子、精子の老化対策が不妊治療成功率の向上のカギを握る

日本でも深刻的な問題である「晩婚化」。

これまでの抗老化医療は進化を続け、すでに老化を還元する域に達している。高齢出産は時間とともにその出産確率を減らしていく。

漢方薬は不妊治療の分野においてミトコンドリアに対し「抗老化」から「老化還元」という次のステップに進んだ注目すべき成分である。




koko4ro


自律神経失調症

 社会が複雑になり、価値観が多様化してきた現在、女性にとってはどう暮らしていけばいいのか、選択に迷う問題がどんどん多くなっています。
 家庭で、職場で、夫や子供のこと、上司や同僚、部下のこと、はたまた介護、新しい機器の使いこなしなど、枚挙にいとまがないほどです。このような環境のなかで、心もからだも疲れ切っている人が増えています。
 さらに女性特有のホルモンの影響が拍車をかけて、心やからだは大きなストレスを受けています。
 その結果、病院で検査を受けてもほとんど異常が認められず、めまい、肩こり、頭痛、動悸、げりや便秘、慢性的な疲れ、気分の落ち込みなど(不定愁訴)のつらい症状を繰り返し起こすことになります。
 このような症状に悩む女性が、最近、とくに増えています。これは、『自律神経失調症』といわれる心身の異常で、この病気を治すためには、心とからだの両面からの治療が必要なのです。

ズバリ!つらい症状とその治し方
 〈全身症状〉
 疲れやすい疲れがとらないだるい(倦怠感)
 睡眠障害
 微熱
 かぜをひきやすい
 めまい立ちくらみ
 食欲不振
 のぼせる ほてる
 息苦しい 吸いにくい
 動悸

 〈部位別症状〉
 頭痛
 眼精疲労
 耳鳴り
 のどの渇き 口渇
 のどの異物感 食堂がつまった感じ
 首・肩のこり
 手足の冷え
 腹部の張り
 便秘
 下痢
 頻尿
 皮膚の乾燥・荒れ

〈女性特有の症状〉
 月経前緊張症
 月経痛
 性欲減退
 
〈心の症状〉
 不安感 
 憂うつ感
 イライラ感

   
「自律神経」
とはどんな神経なのでしょう!?

●無意識的にからだの働きをコントロールする「自律神経」
『自律神経失調症』を理解するためには、「自律神経」という神経が、どのような働きをしているのかを知っておきたいものです。
 私たちの神経系は大きくふたつに分類されます。ひとつは木の幹に当たる「中枢神経」(脳および脊髄)もうひとつは木の枝にあたる「末梢神経」です。
 末梢神経はさらにふたつに分類されます。意志によって動かすことのできる「体性神経」これは「動物神経」ともいわれます。そして、人間の意志とは関わりなく身体機能の調整を担っている、無意識的な神経でる「自律神経」のふたつです。
「自律神経」は無意識的な活動をするため、動物神経に対して「植物神経」ともいわれます。
 そして、この「自律神経」は「交感神経」と「副交感神経」の2種類から成り立っています。この2種類の神経がお互いにバランスをとりあって、身体の内部環境の「ホメオスターシス」(生体の恒常状態を維持する機能)を担っているのです。
 簡単にいうと、「自律神経」はビデオカメラの微調整機能のような働きをしています。画面の明るさ、ピント、色彩、音量などを自動的にベストの状態で撮影するコンピュータのような役目をするのです。

●緊張とリラックスが調和してからだの働きがスムーズに!
「自律神経」は交感神経と副交感神経のふたつから成り立っていることは先程お話ししましたが、このふたつの神経についてもう少しお話ししていきましょう。
 交感神経は”活動する神経”といわれます。仕事や運動をする時に、心臓の拍動や血圧を高める働きをして、緊張の状態をつくり、精神活動を活発にさせます。
 副交感神経は”休む神経”といわれ、内臓や器官の働きをリラックスさせる神経で、休息や睡眠などをとる時に働きます。からだをスムーズに働かせるために、このふたつの神経は、お互いにバランスを取り合っているのです。ビデオカメラの微調整機能でいうと、交感神経と副交感神経は一方がより明るい、もう一方がより暗い画面にしようと働きます。明るすぎる場所、暗すぎる場所であっても、より見やすい状態でビデオに録画されるわけです。

感情の変化と「自律神経」の働き
●平穏、休息
 交感神経と副交感神経がバランスよく働く
●驚き、突然の恐怖、激しい怒り
 交感神経が極度に興奮する
●持続的な不安、緊張、怒り、興奮
 交感神経と副交感神経の両方がバラバラに興奮する
●失望、抑うつ、憂うつ、悲哀、疲弊状態
 交感神経と副交感神経の両方の働きが抑えられる

脳のしくみと「自律神経」
 人間の大脳は、外側より「大脳皮質」「大脳辺縁系」「視床下部」という構造になっています。「自律神経」の中枢は一番内側の視床下部というところにあります。
 人間の高度な精神活動は、いちばん外側の大脳皮質が行っています。その下の大脳辺縁系は、喜怒哀楽、食欲、性欲、集団欲(同じ仲間と集団をつくりたいという欲求)などの、動物に欠かせない本能的な欲求を生みだします。
 私たちが日常、心に思い信じること、心の支えにしていることは大脳皮質が行い、腹を立てたり、泣いたり、仲の良い友達と集まることは大脳辺縁系が行っているというわけです。なんだか改めて意識してみると、とても不思議な感じさえしますよね!
 そして、大脳辺縁系で出された欲求は、視床下部から「自律神経」に伝わり、最終的には循環器や呼吸器、消化器などに伝わっていきます。

脳の働きと「自律神経」
 大脳皮質…知、情、意など高度な精神活動をつかさどる

 視床下部…生命活動をつかさどる。「自律神経」と内分泌の中枢

 大脳辺縁系…食欲、性欲、集団欲などの本能、喜怒哀楽などの情動をつかさどる

大脳辺縁系から出された欲求は、視床下部を通って「自律神経」に伝わるが、大脳皮質の働きによって欲求を抑えているうちに「自律神経」の働きが乱れてくる

『自律神経失調症』になってしまうと…

●『自律神経失調症』が起こるメカニズム
『自律神経失調症』とは、交感神経と副交感神経がバランスよくくずした状態です。「自律神経」は、体内の臓器や器官が円滑に働くように、常時コントロールをしているわけですから、「自律神経」のバランスがくずれてしまえば、全身のいたるところに、さまざまな症状があらわれてきます。
 では、なにが原因となって「自律神経」はバランスをくずすのでしょうか。
 ひとつは、その人が生まれつきもっている体質(交感神経と副交感神経の作用のバランスのくずれ)が大きく影響しています。また、その人の性格や精神状態、環境、心理、社会的ストレスなども大きく影響しています。
 主として昼間働く交感神経、夜間働く副交感神経のリズムが、狂ってしまうのです。

●いくつもの不快な症状が一度にあらわれることも!
「自律神経」のバランスがくずれてしまうと、倦怠感、めまい、不眠、食欲不振などの全身症状が、とくにあらわれやすくなります。また、肩こり、頭痛、耳鳴り、便秘など部位別症状や、不安感、イライラ、憂うつなどの心の症状があらわれることがよくあります。しかも、これらの症状が一度に重なることもよくみられます。
 『自律神経失調症』の症状の特徴として、全身症状や部位別症状、心の症状が、ある時には単独で、ある時には重なり合って、からだのあちこちに、突然、現れたり消えたりします。そして、このような症状が、何度も繰り返されるのです。症状は多種多様で、個人差が大きく、現れ方も、人によって異なることが多いようです。

●原因不明の倦怠感やめまいに要注意!!
 全身に不快な症状が起こり、医師の診察、検査を受けても、とくに病的な異常が見つからないことがあります。
 このような症状を総称して、一般的に「不定愁訴」といいます。
 『自律神経失調症』では、この不定愁訴が善意sンのいたるところにあらわれます。
 健康な人でも、日常生活のなかで不定愁訴と同じような症状を訴えることがあります。激しい運動のあとの動悸、疲れた時の倦怠感、悩みのある時の不眠、不安。
 しかしこれらは原因がはっきりしている場合が多いので、病気とはかぎりません。
 要チェックなのは、これらの症状が思い当たる原因がないのに起こる場合です。なにもしていないのに何日も疲れがとれない、めまいがする、からだがふらつくなどの場合は要注意です。

原因不明の不快症状は要注意!!
疲れやすい、いつもからだがだるい
気分が落ち込む
よく眠れない、寝起きが悪い
不安でしかたがない
動悸が激しくなる
フラフラする、めまいがする
無気力、脱力感がある
頭痛、肩こりに悩まされている

第一荻窪大森クリニックのカルテより〜商社勤務、26歳の女性の場合〜
 26歳の商社に勤める女性が動悸、食欲不振、便秘、慢性疲労を訴えて来院されました。総合病院で精密検査を受けたそうですが、主治医から「異常なし」といわれただけで、薬も出なかったそうです。彼女のライフスタイルは、朝起きて朝食もとらず、メイクもそこそこに家を出る、長時間の通勤時間、職場では以前より多い仕事量、自宅に持ち帰っての仕事で眠りにつけません。午前1時を過ぎても長時間続く緊張、欲求や感情の抑制、生活リズムの大きな変化が交感神経と副交感神経のアンバランスを促進させ、『自律神経失調症』と発症させる要因になっていたのです。

『自律神経失調症』には4つのタイプに部類されます
●本態性自律神経失調症
 このタイプの人は、生まれつき「自律神経」の調節機能が乱れやすい体質にあり、いつも『めまいがする』『肩がこる』『だるい』といった、からだの不調があります。子供のころ朝礼で倒れたり、乗り物酔いや自家中毒などを起こしやすかった経験をもち、多くが現在も、虚弱体質や低血圧に悩んでいます。
 体質を改善するためには、睡眠、食事、仕事と休養のバランスなどのライフスタイルに注意する必要があります。
 病院では、自律神経調整薬を中心に、症状にあわせた対症療法を行います。

●神経症型自律神経失調症
 本来、「自律神経」の機能に異常がないのに、不安や恐怖感などの心理的要因が強いために、「自律神経」に変調をきたし、不定愁訴(原因不明の不快な症状)があらわれます。
 自分のからだの変調に敏感で、日常のささいなことでも気にしやすい人に多いようです。
 病院で治療を行う場合には、抗不安薬を中心に、自律訓練法、行動療法などの心理療法を行います。

●心身症型自律神経失調症
 日常生活における心身のストレスが原因で発症します。
 心とからだの両面に症状がでます。
『自律神経失調症』と診断される患者の約半数がこの心身症型なのです。

このタイプになりやすい性格傾向として、周囲の人たちに気を使いすぎて、自分の感情を抑えてしまう”過剰適応タイプ”の人が多いようです。
 対処法は、ストレスとなったいるライフスタイルを見直し、日常生活を改善することです。
 病院での治療も、日常生活の改善を中心に心理療法を行います。

●抑うつ型自律神経失調症
 慢性的なストレスの蓄積などから、うつ状態になり、さらに「自律神経」に変調をきたします。
 疲労、倦怠感、不眠、食欲不振などを主体とした症状があらわれます。
 うつ病でも、頭痛、腹痛などの身体症状の訴えが多い『仮面うつ病』(身体症状が表に出て、精神症状である”うつ”が隠されているうつ病)としてあらわれることもあります。
 性格傾向として几帳面な人、完全主義の人、執着心の強い人、気分が沈みがちな人があげられます。
 病院での治療は、抗うつ薬を中心に症状にあわせた対症療法と性格や生活習慣のゆがみを修正する心理療法を行います。

『自律神経失調症』の症状
精神症状…不安感、イライラ、気が沈む、記憶力・注意力の低下
全身症状…だるい、疲れやすい、めまい、立ちくらみ、気が遠くなる、食欲不振、不眠、微熱
耳…耳鳴り、つまった感じ
呼吸器系…息が吸いにくい、苦しい、詰まる感じ、過換気症状
皮膚…皮膚の乾燥、かゆみ、多汗
消化器系…吐き気、便秘、下痢、腹部の張り
生殖器…不感症、性交不快、月経痛
頭…頭痛、頭重感
目…眼精疲労、ドライアイ
口…口渇
のど…異物感、圧迫感、つまった感じ
心臓・血管系…動悸、胸痛
筋肉、関節…首・肩の凝りや痛み、背中、腰の痛み
手・腕…冷え、しびれ、痛み
泌尿器系…頻尿、残尿感
足…冷え、しびれ、ほてり


漢方薬と『自律神経失調症』
 漢方薬は、からだの不調を心身両面から総合的にとらえた、東洋医学の診断方法にもとづいて処方されています。自然の生薬による、おだやかな効き目が特徴となっています。
 こころとからだのバランスがくずれてしまった『自律神経失調症』の不快な症状の治療には適している面があり、更年期障害などに用いられています。医師の診察を受け、体質にあった漢方薬を処方してもらうことがポイントです。
 漢方薬は、東洋医学独特の診断方法により、その人の「証」(体質や抵抗力の強弱をあらわすもの)を決定したうえで、症状にあわせて処方されるからです。

●『自律神経失調症』によくつかわれる漢方薬

体力をつける補材
 症状…虚弱で消化作用が弱い
 薬剤名…桂枝加芍薬湯

 症状…虚弱で消化作用が弱く、便秘する
 薬剤名…桂枝加芍薬大黄湯

 症状…全身的に虚弱
 薬剤名…補中益気湯

 症状…虚弱で動悸がある
 薬剤名…桂枝加竜骨牡蠣湯

 症状…虚弱で不眠がある
 薬剤名…酸棗仁湯

体に有害なものを取り除くきょ邪剤
 症状…不眠でイライラ感がある
 薬剤名…竹茹温胆湯

 症状…温熱症体質
 薬剤名…竜胆瀉肝湯

 症状…熱感とイライラ感がある
 薬剤名…黄連解毒湯

 症状…のぼせ、血行のとどこおる体質
 薬剤名…桃核承気湯

体質を調節する薬剤
 症状…のぼせ、めまい、月経不順
 薬剤名…女神散

 症状…ほてり、疲労、月経不順、冷え
 薬剤名…加味逍遥散

 症状…イライラする
 薬剤名…抑肝散

 症状…のどの異物感がある
 薬剤名…半夏厚朴湯

 症状…イライラし動悸がする
 薬剤名…柴胡加竜骨牡蛎湯

 症状…イライラし腹部膨満感がある
 薬剤名…四逆散

 症状…頭痛、めまいがする
 薬剤名…釣藤散


社会環境と女性のストレス
●年代によって受けるストレスは変化する
 さまざまなストレスを受けている多くの女性は、年代によって受けるストレスがあり、年齢を重ねるごとにストレスが変化していく傾向があります。

●20歳代に多いストレス
ダイエット・コンプレックス
 やせたいのにやせられない。ダイエットもすぐくじける弱い自分がいやだ。

セクハラストレス
 上司のセクハラ(性的いやがらせ)に強い態度がとれない。

お茶くみ、コピーとりストレス
 なぜか、現在も女性社員に要求されるお茶くみやコピー取り。不満を胸に、しかし断れない。

電話待ちストレス 
 いつでもかけられる携帯電話やPHSにもかかわらず、電話をかけてこない恋人やパートナーに対する不満。

育児プレッシャー
 母になった瞬間から、育児への不安とともにすべての時間を子供にとられてしまい、自分の時間がとれずストレスに。

●30歳代に多いストレス
お局様コンプレックス
 いつのまにか、一番の古株、周囲から「まだいる気?」の気配が。

総合職ストレス
 やる気とは裏腹にフル回転で働かされ、小さなミスも許してもらえない。一般のOLあkらも浮いて、四面楚歌状態。

悩み相談受けストレス
 同僚や後輩のどんな悩みも、よく聞いてあげているうちに、すっかり悩み相談係、グチの聞き役に。ウンザリ!!

「まだ?」プレッシャー
 会う人ごとに「結婚はまだ?」とか、「赤ちゃんままだ?」と、大きなお世話。

母親デビューストレス
 子供の公園デビュー、学校でのPTAの集まりなど、母親としてのデビューの不安。母親同士のおつきあいも苦痛。

●40歳代に多いストレス
年齢コンプレックス
 自分では若いころと同じだと思っていたが、容姿や体力に年齢を感じて落ち込む。年齢を意識してストレスに。

更年期ストレス
 更年期障害によって起こる情緒不安定とからだの不快な症状に困惑。

反抗パニック
 思春期の子供の変化や、反抗期の子供の態度にとまどう。

金策ストレス
 頭の中はいつもお金のやりくりでいっぱい。そんな自分がいやだし、疲れ切ってしまっている。

離婚願望ストレス
 離婚はしたいけれど、経済的に無理。
このジレンマがストレスに。

●50歳代以上に多いストレス
空の巣症候群
 子供が独立したり、家族が自分をかえりみてくれない現実に、心が空白に

ペットロス
 ペットをなくしたあとに、異常に落ち込んでしまう。

介護ストレス
 おもに女性に託される介護。休みがない介護に、心身ともに疲れがたまる。この先どのくらい続くのだろうと思うと、気持ちが沈む。

セックスレスストレス
 夫とのセックスはもうイヤ!義理で応じているうちに、セックスが苦痛に。

死別ストレス
 夫、親友との死別後、この先どう生きていけばいいか自信がない。

病後不安ストレス
 大きな病気を経験してから、体力の衰えや、再発の不安が常につきまとう。


ストレスに影響されやすい女性の性格パターン
●心身症の原因はストレス
 『自律神経失調症』が原因の心身症は、現実生活のストレスによって発症する『現実心身症』と、ストレスを受けやすい性格自体によって発症する『性格心身症』とに大別されます。また、ストレスに耐えることのできる力を「ストレス耐性」といいますが、このストレス耐性の弱い人が『自律神経失調症』になりやすいのです。

●5つの性格パターンとは
@過剰適応タイプ
 人から頼まれるといやと言えず、人間関係でいやなことがあっても、周りの人たちとの関係を重視するあまり、言葉や態度であらわすことができない、自分のことより、他人の都合にばかり合わせてしまうタイプ。つまり、周囲の人たちに気を使いすぎる反面、自分の気持ちや感情を抑えてしまうために、ストレスがたまりやすく、さらに、ストレスの発散ができず、「自律神経」のバランスを乱してしまうのです

A依存心の強いタイプ
 過干渉や過保護に育てられた結果、親離れできなくなった人に多く、なにかというと周囲に頼る傾向があります。また、常に依存する対象を求めてしまうタイプです。
 自分の行動に対して責任をとる必要が出てきたり、相手がとりあってくれなかったり、相手から愛情を与えてもらえなくなると、それが大きなストレスになります。依存の対象は肉親や恋人、友達だけでなく、会社や自分の所属するグループの場合もあります。

B性格が未熟で自己中心的なタイプ
 周りの人たちの気持ちや感情を考えず、自分の気分や感情を中心に行動してしまう傾向があります。また、自分で自分の感情を把握できずにイライラし、情緒不安定になりやすいタイプです。
 他人を思いやるkとおが苦手なため対人関係のトラブルを起こしやすく、自分自身の感情もうまくコントロールできず、ストレスを感じ「自律神経」のバランスを乱しやすいのです。

C人との信頼関係が築けないタイプ
 子供のころ愛情を十分に受けられず育った人は、成長してからも他人との信頼関係を築くのが苦手で、対人関係がうまく結べないことがよくあります。
 その結果、対人交流がスムーズにいかないため、ストレスを感じるようになります。

D心理的に常に駆り立てられているタイプ
 子供のころから「遊んでないで勉強しなさい」「頑張りなさい」といつも親から言われ続けながら育ってきた結果、とても活動的で勉強や仕事にも一生懸命なのですが、せっかちで、いつも時間に追い立てられ、誰にも負けないという競争心の強いタイプです。
 職場ではキャリアとして、いつも人から認められ、昇進することを執拗に望む傾向が強く、「タイプA]とも呼ばれます。常に緊張した状態にあり、それがストレスとなって「自律神経」のバランスを乱してしまうのです。

●あなたの心や「自律神経」の状態を、心理テストでチェックしてみましょう。
 『自律神経失調症』はストレスの影響を受けて発症しやすいものです。
 しかし、ストレスの受け止め方やその処理方法によって、心やからだにあらわれる不快な症状を改善することができます。
 自分が受けているストレスがどのようなものなのかを、できるかぎり把握しておけば、ストレスとうまくつきあうことができ、その結果、「自律神経」のバランスを保つことができるのです。
 ストレスを受けているという自覚がないとしても、行動や症状からストレスの有無を知ることができるのです。
 


抑うつ型自律神経失調症にみられる身体症状

脱力感 92%
頭が重い 83%
易疲労感 74%
不眠 74%
疲労・倦怠感 65%
心気亢進 56%
性欲減退 56%
便通異常 56%
手足の冷え 47%
眠気 38%
胸の不快感 38%
呼吸困難感 28%
めまい 28%
発汗・多汗 28%
頭痛 19%
体重減少 19%


更年期障害にみられる身体症状

易疲労感 98%
脱力感 93%
疲労・倦怠感 93%
肩こり 85%
熱感 85%
頭が重い 76%
不眠 68%
食欲不振 68%
心気亢進 68%
ふらつき 60%
眠気 60%
胸の不快感 51%
呼吸困難感 51%
背中が痛い 51%
性欲減退 43%












































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