生脈宝

汗は病気の元?生脈宝で汗の手当を!!

汗をかくと「喉が渇く」、「疲れる」…それは→「汗=体液+元気」だから!!


津液(体液)+気(元気)

体液と元気が失われたまま→夏バテ・熱中症に!!
       ↓生脈宝で発汗の手当を!!

生脈宝の構成生薬と特徴                               ビタミン剤とは違う!「発汗」のおくすりです!
 ダルイ…喉が渇く…汗が止まらない…
人参 甘・微苦・微温・大補元気・安神益智・健脾益気・生津             汗で失われた元気を補充
党参 甘・微温・補中益気
麦門冬 甘・微苦・微寒・潤燥生津                            汗出失われた体液を補充
五味子 酸・温・斂肺滋腎・生津斂汗                           毛穴をひきしめ余分な発汗を防ぐ


生脈宝は速効性!
汗をかいたらその場ですぐに飲んでください!! 
 ★オススメ服用法★
  ペットボトルに3〜5包溶かし、発汗時にご服用下さい


汗をかきっぱなしにすると…
秋の咳 花粉症 老化 など様々な慢性疾患につながります!
スポーツ・サウナなど年中、汗をかく方は、季節問わずご服用ください!

【成分】本品3包(6.0g)又は6.0g中:人参3,015mg、五味子1,176mg、麦門冬1,980mg、党参500mg
【価格】1,300円(税別)
【効能・効果】次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性、発育

生脈宝の応用例
 発汗過多など脱水症状ぎみの時【息切れ、疲労倦怠感、口渇など】
   夏バテや夏負※1・4 炎天下や高温多湿環境下での運動や作業※1 嘔吐や下痢による脱水※1

 肉体や精神が疲れている時【息切れ・不安焦燥感・睡眠障害など】
   精神的ストレス※3 気を遣いすぎた時※3 長時間のパソコン作業や緊張が続いたとき※3 体質虚弱者※1.4や高齢者など※2.4

 病中・病後【倦怠感や口渇が長引く場合】
   カゼの後期などの空咳※1.4 発熱・発汗を伴う体力低下時※1.4 乾いた咳が続く時※2.4(喘息・結核の緩解期など)

※飲む点滴とも言われる生脈宝(生脈散)
  発汗後などには一緒にスポーツドリンクなどで水分補給を充分に

生脈宝との併用例
 ※1、生脈散+補中益気湯〔=味麦益気湯〕
     応用:口渇を伴う疲労倦怠など(風邪のあと、夏ばて、体質虚弱者など)

 ※2、生脈散+六味地黄丸〔≒麦味地黄丸〕
     応用:高齢者など慢性的に痰が少なく乾いた咳や喘息など

 ※3、生脈宝+五加参エキス
     応用:精神的疲労や集中力の欠如に

 ※4、生脈宝+ローヤルゼリー/冬虫夏草とするとより効果的
     応用:咳や息切れ、倦怠感、冷え性に


抵抗力をつけて健康維持……未病先治
 生脈宝エキス細粒 12包

生脈宝エキス細粒は、補剤の基本処方として、虚弱体質や疲労倦怠の改善など滋養強壮を目的として用いられます。特に、夏場は炎天下の作業や激しい運動などにおける発汗過多や、ストレスによる元気(気陰)の消耗に伴う息切れ、疲労倦怠感、のぼせ感などに効果があります。急性的にも慢性的に経過して状態にも使用できるのが特徴です。生脈宝エキス細粒は溶けやすく携帯に便利なスティック包装です。



夏のカゼ・下痢に かっ香正気散
 暑いからと言って、冷たいジュースをゴクゴク、クーラーの効いた部屋でお腹を出してお昼寝、「腹痛」「下痢」になってしまった経験はありませんか?また、「ウィルスによる胃腸風邪」旅行先で「水が合わない」など「夏の下痢・胃腸の不調」にお悩みの方は意外と多いのです。

冷たいものの取り過ぎ
夏のウイルス風邪        ⇒下痢・腹痛・悪心・嘔吐・全身のだるさ 夏の胃腸不良は多い!!
冷房による冷え
旅先での下痢・胃腸不良

かっ香正気散の特徴
 かっ香正気散は、夏カゼ、胃腸風邪の代表処方で、湿気の多い時期に冷えたり、暑い時期に、お腹を冷やすことによって、腹痛や、下痢の症状が表れた時に用いる代表処方です。
身体を温めることで、胃腸に溜まった余分な水を抜く働きがあります。また、配合生薬には抗菌作用があり、ウイルス性の胃腸風邪にも用いられ、いわば「胃腸薬」+「カゼ薬」を合わせた働きを持つお薬です。

下痢・腹痛
悪心・嘔吐
夏カゼ
 ★お腹を温める★
 →冷えによる下痢・腹痛などの不快症状をSTOP

 ★生薬の抗菌作用★
 →ノロウイルス・エンテロウイルスなどの胃腸風邪に

 ★体に溜まった余分な水分を抜く★
 →胃腸に溜まった余分な水を抜き、悪心・嘔吐を防ぐ
 →全身の重だるさの緩和

◎お腹を温める薬です。お湯でご服用ください。
◎下痢でお困りの際は、1〜2包をお湯でご服用頂くとサッと効きます!!
◎夏だけでなく、寝冷えや、冷たい飲食物の取り過ぎなどでお腹を冷やした時の、腹痛、下痢にもご利用ください。

【成分】1日服用量6g中:半夏、白朮、茯苓各1.5g かっ香、大腹皮、白し、蘇葉、甘草 各0.5g、陳皮、大棗、厚朴 各1.0g、桔梗0.75g、生姜0.33g
【価格】1、200円(税別)【効能・効果】体力中等度以下のものの次の諸症:感冒、暑さによる食欲不振、急性胃腸炎、下痢、全身倦怠感


目の使い過ぎによるドライアイ・眼精疲労・充血に。
 匙倶楽部商品 杞菊地黄丸 エキス細粒G「コタロー」

仕事でパソコン、家でもパソコン。1日中、目を酷使していませんか?杞菊地黄丸は、「肝腎陰虚・肝陰虚」で目の症状が強い。つまり目を使いすぎて目に栄養が届きにくく、目が疲れやすい状態に使用する。具体的には、疲れると手や足の裏がほてり、イライラしやすく、口が乾き、目の疲れ、かすみ、充血などを伴う方に用いる処方である。

徹夜続きで疲れるタイプ 眼精疲労 目の乾燥 充血 かすみ目 めまい 耳鳴り 口の渇き 手足のほてり 足腰が重だるい 排尿異常


◆出典(医級)に「肝腎不足にて花を生じ(かすみ目)岐視(物が二重に見える)、或は乾渋眼痛等(病後の栄養不良で精気が衰え目が痛む)を治す」とあり、高齢化社会が進む中で、目を酷使する方が多い現代にピッタリの内容となっている。
◆補肝腎作用があり、老化、慢性消耗性疾患に使用する六味丸に目の不調に用いる菊花と枸杞子の2種類の生薬を加え、視力減退、目のかすみ、眼精疲労、目の乾燥・痛み、充血、まぶしい等の目の症状に特化した処方。また、高血圧で目が充血するタイプにも使える。
◆杞菊地黄丸は六味丸がベースとなっているので、目の症状だけでなく、「肝腎陰虚・肝陰虚」を目標に、足腰が重だるい、手足のほてり、排尿異常、耳鳴り・難聴、めまい、冷え性のタイプには杞菊地黄丸ではなく、八味地黄丸を使うとよい。
◆臨床では多発性神経炎、骨粗鬆症、腎障害、老人性白内障、飛蚊症、シェーグレン症候群などに幅広く応用されている。


【効能・効果】体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下

【処方構成と効能】8味
ジオウ、サンシュユ、サンヤク、 補腎益精
ボタンピ、タクシャ、 清虚熱
タクシャ、ブクリョウ 利水

六味丸は、地黄・山茱萸・山薬で腎精不足を補い、牡丹皮・沢瀉で腎陰虚の虚熱を冷まし、沢瀉・茯苓で補腎精薬の潤し過ぎを抑え、利水の働きをする。さらに枸杞子は滋補肝腎・明目で、目の症状と肝陰虚を軽減し、また菊花は清肝熱・明目に働き目の症状を改善する。以上のように、六味丸の作用に清熱作用を強化した杞菊地黄丸は、肝腎陰虚・肝陰虚の証に用いる。

クコシ-滋補肝腎・明目  キクカ-清肝熱・明目

杞菊地黄丸 老化などが原因で、目の乾き、かすみを強く訴える方に。

滋腎明目湯 目を酷使することが多く、目の充血や痛みをよく訴える方に。

八味地黄丸 腰から下が冷えて重だるく、夜間の頻尿がある方の白内障などの視力障害に。

黄連解毒湯 赤ら顔で、落ち着きがなく、高血圧傾向で、すぐに目が充血する方に。

葛根黄連黄ごん湯 肩こり、下痢を目標に、目が充血して結膜炎や涙嚢炎になりやすい方に。

ココがこだわり! 目や肝腎に働きかけ、目を良くする菊花や枸杞子を多く配合している。ザラツキ感が少ない細粒で飲みやすい。乳糖不使用のため乳糖不耐症の方にも使用できる。




高齢者や虚弱者に多い、いつまでも治りきらない化膿性疾患に
 匙倶楽部商品 千金内托散エキス細粒G「コタロー」

虚弱体質 疲れやすい 化膿がいつまでも続く 肉芽形成の不良 希薄な膿汁 低緊張の腫脹
【効能・効果】
体力虚弱で、患部が化膿するものの次の諸症:化膿性皮膚疾患の初期、痔、軽いとこずれ

虚弱体質あるいは過労で体力が衰えているために、からだの化膿した部分からいつまでも膿(うみ)が排出できずに、長引いたものに用いられる。処方名にある「内托」は「膿を外へ老い出す力もないような方の体力をつけて、体の内側の回復力(免疫力)を高めて、膿を排出させ、肉芽の形成を促進させる」という薬能である。

◆本方は各種の化膿性疾患で、ある程度化膿が進み、しかもなお疼痛のあるものに用いて、膿の消散を促進し、痛みを緩和する。また、化膿が充分進んだものや、慢性化して排膿が長引いているものに用いて、排膿を促進し、新鮮な肉芽を形成させる。
◆出典の『万病回春』(癰疽門)には「癰疽瘡せつ(ヨウソソウセツ:化膿性のデキモノ)を治す。未だ成らざるものは速やかに散じ、己に成るものは速やかに潰敗(カイハイ:やぶる)し、膿自ら出ず。手擠(シュサイ:手で圧出すること)を用いることなく悪肉自去る。(後略)」とあり、本方の可能性疾患に対する薬能をあらわしたものである。
 ※癰疽:せつが一か所に群生し、その浸潤が互いに融合して、大きい硬結をつくる。
  瘡せつ:毛嚢と皮脂腺の急性炎症のこと。原因は熱毒によることが多い。
◆実際には、化膿して膿が溜まってから用いることが多い。炎症の病巣が限局し、炎症の勢いが鎮まり、全身の熱もなく、局所の炎症も拡大しなくなった時期から用いる。千金内托散は膿を醸成軟化させ表面に押し出す働きがある。
◆化膿性疾患の初期には荊防敗毒散(あるいは十味敗毒湯)を使い、化膿〜排膿期には千金内托散を用いることが多い。
がんこで治りにくい化膿性疾患でもある痔(主に痔瘻)や床ずれなどにも応用されている。

【処方構成と効能】11味
オウギ、ニンジン、カンゾウ、  補気
キキョウ、ビャクシ 排膿
センキュウ トウキ 括血
ケイヒ、ボウフウ 解表(きょ風)
キンギンカ 清熱
コウボク 理気


黄耆と人参の補気作用により虚証を治し、桂皮は表の虚証を改善し、黄耆と共に皮膚の回復力を高め肉芽形成を促進する。当帰と川きゅうも血液循環をよくし、肉芽の形成に協力する。桔梗や白しには排膿作用があり化膿を治し、きょ風の防風や理気の厚朴、清熱の金銀花も排膿に協力する。黄耆、人参、当帰、川きゅう、桂皮などは、膿を醸成して押し出す托法(内托に同じ)の中心的生薬で、千金内托散の主薬と考えられる。

ココがこだわり!!
漢方エキス剤では初めての処方。ザラツキ感も少なくて飲みやすい細粒剤。乳糖不使用のため、乳糖不耐症の方にも使用できる。

千金内托散 体力虚弱で、いつまでも治りきらない化膿性疾患に。痔や床ずれにも。

荊防敗毒散 比較的体力があり、赤くはれて、化膿して、痛むおでき、皮膚炎などに。

桂枝加黄耆湯 虚弱で肌のしまりが悪く、汗を沢山かくため、あせも・湿疹が出来やすい方に。

補中益気湯 疲れやすくて、手足がだるく、食欲がない方に。夏バテ、夏やせ、寝汗にも。

清上防風湯 若い人や思春期に多い、赤く勢いがあって、化膿するニキビや吹き出物に。














rarian 錠

女性病生薬製剤「ラリアンR錠」

【ラリアンR錠の薬物組成】

当帰⇒甘、辛。心・肝・脾経に入る。
    補血調経、温中止痛、潤腸通便。

芍薬⇒苦、酸。微寒。肝・脾経に入る。
    補血斂陰、柔肝止痛、平肝斂陰。     →  四物湯(補血調経)

地黄⇒甘。微温。心・肝・腎経に入る。
    補血調経、滋腎益精(腎精を充実する)。

川きゅう⇒辛。温。肝・胆・心包経に入る。
      活絡調経、、理気解欝、逐寒痛ひ。                        →八珍湯(気血双補)

人参⇒甘、微苦。微温。肺・脾経に入る。
    補気固脱、生津止渇、安神益智。

白朮⇒甘、苦。温。脾・胃経に入る。
    健脾益気、燥湿利水、安胎。        → 四君子湯(健脾益気

茯苓⇒甘、淡。平。心・脾・胃・肺・腎経に入る。
    利水滲湿、健脾益気、、寧心安神。

甘草⇒甘。平。十二経に入る。
    補中益気、緩急止痛、調和薬性。

香附子⇒辛、微苦、微甘。平。肝・三焦経に入る。→理気解鬱、調経止痛。



【ラリアンR錠の概略】
◎上記のように、ラリアンR錠は、四物湯と四君子湯を合方した八珍湯に、香附子が加わった処方です。(四物湯合四君子湯加香附子)
◎四物湯は、補血剤の基本処方です。補血調経作用(血虚を補い月経機能を調える)に優れ、血虚証による女性の症状である月経不順・月経痛・更年期障害などに広く応用します。
◎四君子湯は、補気剤の基本処方です。健脾益気作用(消化器である脾胃の機能を正常にし、元気をつける)に優れ、食欲不振・下痢・疲労倦怠などに応用します。
◎香附子は、理気解鬱、(気をめぐらし気鬱を発散させる)、調経止痛(月経を調え月経痛を止痛する)のはたらきがあり、特に女性には欠かせない薬物です。


【ラリアンR錠の処方解説】
◎ラリアンR錠は、補血剤の四物湯と補気剤の四君子湯を合方した八珍湯に、香附子が加わった処方です。(四物湯合四君子加香附子)

◎四物湯に配合される当帰・芍薬・地黄は、補血作用に優れ新しい血を生成し血虚の状態を改善します。血は婦人科の内臓を充実する栄養物質ですので、特に女性の月経不順・月経痛・更年期障害などを改善します。また、地黄には潤腸通便作用(大腸を潤し乾燥性の便秘を改善する)があるので、便秘症の女性に応用することができます。
 四物湯に配合されるもう一つの薬物の川きゅうは、血と気の両方のめぐりを良くします。血と気のめぐりを良くすることによって、当帰・芍薬・地黄の補血作用を援助します。つまりスムーズに新血を生成できるようにはたらきます。

◎四君子湯に配合される人参には補気作用(元気をつける)があります。白朮・茯苓・甘草にも全て気を補う補気作用があり、気虚(元気が無い状態)を改善します。特に消化器である脾胃の気を補いますので、食欲不振・下痢・疲労倦怠に有効です。白朮・茯苓には利水作用もあり、浮腫にも有効です。

 四君子湯が配合されている事で、四物湯単独で応用するよりも脾胃(消化器)への負担は無くなり、更に胃腸虚弱の下痢症に応用することもできます。

◎香附子には、理気解鬱(気をめぐらし気鬱を発散させる)と調経止痛(月経を調え月経痛を止痛する)作用があります。古来より女性病には欠かせない理気薬(気をめぐらす薬)で、ストレスによる月経不順・月経痛などにすばらしい効果を発揮します。

 胃腸を心配しないで服用できる四物湯合四君子湯(八珍湯)に、理気薬の香附子が加わったことにより、八珍湯よりもさらにストレス性の女性病へと応用範囲が広がります。

◎四物湯の地黄(補血薬)と、四君子湯の人参(補気薬)が主薬です。
 血虚を補い新血を生成する治療では、補血薬のみを使用するよりも補気薬を同時に用いると、補血効果が格段んに上がります。これを益気生血法(気を補い新血を生成する方法)といいます。


【ラリアンR錠の主治証】(適応病理)
 気血両虚・気鬱。(血虚、気虚、気鬱)

【ラリアンR錠の効能】
 補血補気、理気。
(気血を補い、気鬱を発散させる。主に女性病に応用する。)

【ラリアンR錠の能書に記載される効能・効果】
 更年期障害、血の道症、月経不順、冷え性、及びそれらに随伴する次の諸症状:
 月経痛、腰痛、頭痛、のぼせ、肩こり、めまい、動悸、息切れ、手足のしびれ、こしけ、血行不良、便秘、むくみ。

【ラリアンR錠の適応証】
 ラリアンR錠の処方内容は、四物湯合四君子湯加香附子ですので、漢方的には主につぎのような適応証が考えられます。

1、女性病
 月経不順、月経痛、月経の血量が少ない、病的な月経閉止(無月経)、帯下(こしけ)、不妊症、習慣性流産、産後虚弱、産後腹痛など。
 上記の症状が、ストレスにより発症したり、ストレスにより増悪する。

2、更年期障害(閉経期の前後の時期に発症する症候群)
 月経の周期が遅れてくる、月経の血量が少なくなってくる、帯下(こしけ)、めまい、肩こり(五十肩)、頭痛、腰痛、のぼせと発汗(ホッとフラッシュ)、寝汗、イライラする、怒りっぽくなる、便秘あるいは下痢、手足のしびれ、動悸、倦怠感、食欲不振など。

3、虚弱な女性の体質改善
 疲れやすい、全身倦怠、休息しても疲労が回復しない、食欲不振(美味しく食べられない)、便秘あるいは下痢、動悸、息切れ、肩こり、頭痛、めまい、目がかすむ、汗をかき易い、寝汗、感冒や病後の虚弱など。


【八珍湯は、いつ頃・何病のために造られたか?】
 ラリアンR錠は、八珍湯(四物湯合四君子湯)加香附子です。
 主処方の八珍湯は、中国の元時代の1326年に、沙図穆蘇という医家が著した医書の『瑞竹堂経験方』の婦人病篇に初めて記載されます。処方が初めて掲載された書籍を出典といいます。出典には、そもそも何病のために造られた処方なのかという適応証が記載されています。
 出典の適応症を把握すれば、より効果的な臨床応用がおこなえます。出典の『瑞竹堂経験方』では、八珍散という処方名で掲載されています。

『瑞竹堂経験方・巻四・婦人門』元、沙図穆蘇、1326年。
「八珍散 月水調わず、臍腹きゅう痛し、全く食することを思わず、臓腑怯弱し、泄瀉し、小腹堅痛し、時に寒熱(悪寒発熱、或は感冒に罹りやすい)を作すを治す、この薬、営衛を暢調し、気血を滋養し、よく虚損(虚弱)を補う。」

〔語注〕
 月水調わず⇒月水とは月経のこと。月経不調、主に月経不順のこと。
 臍腹きゅう痛⇒臍や腹部がねじれる様に痛む。疲れると腹痛が起こるなど。
 臓腑怯弱⇒気血両虚による臓腑虚弱のこと。臓腑虚弱だと、全身倦怠・病気に罹患し易く回復し難いなどが考えられる。
 泄瀉⇒気薄な大便あるいは水様便の下痢が回数多く起こる。
 小腹堅痛⇒小腹とは下腹部。下腹部が堅く痛む。疲れると腹痛が起こるなど。
 営衛暢調⇒営衛とは営血と衛気。ここでは気血のこと。営衛暢調とは、気血を補い調和すること(気血両虚を治療する)。

〈注解〉
 このように八珍散(八珍湯)は、もともと婦人病のために造られた処方です。八珍散は、婦人の月経不順・臍腹きゅう痛する月経痛・食欲不振・全身倦怠・泄瀉(下痢)・小腹痛・悪寒発熱を起こしやすい等を治療するとあります。
 これらの症状は、気血両虚によって発症するものです。
 八珍散は、気血を補い調和して全身的虚損状態を回復させます。

◎この八珍散(八珍湯)に理気薬の香附子が加わった処方がラリアンR錠です。

【ラリアンR錠の臨床応用】
 八珍湯(四物湯合四君子湯)加香附子

1、女性病
 出典の『瑞竹堂経験方』の適応証に「月水(月経)調わず…」と記載されるように、まずは月経不順・月経痛・月経の血量が少ない・病的な月経閉止(無月経)に応用します。
 その他、帯下(こしけ)、不妊症、習慣性流産、産後虚弱、産後腹痛などにも応用することができます。

 漢方では、「女性は血をもって本と為す」と言われるように、女性病の多くは血虚やお血の病理が関係しています。
 血のはたらきを順調にするには、気を補う(気を益す)ことが重要となります(益気補血法;ラリアンR錠の処方解説で前述)。
 そこで、血を補う四物湯に気を補う四君子湯を合方した八珍湯とします。四君子湯を合方したことで、脾胃(胃腸)の弱い女性でも安心して服用できます。また、慢性的な下痢症にも応用することができます。

 女性は精神的ストレス(気鬱)で体調を崩すことが多くあります。ラリアンR錠は、八珍湯に理気薬(気鬱を発散させる薬)の香附子が配合されています。
 上記の症状に、イライラ、怒りっぽい・はればれしない等の気鬱の症状が加わる場合にも応用します。あるいは、上記の症状がストレスにより発症したり、ストレスにより増悪する場合に応用します。

◎不妊症や習慣性流産の場合は、血虚と腎精不足がより甚だしいことが多いので、血と腎精を充実する薬物の地黄を増量する意味で、地黄配合剤(八味地黄丸・六味地黄丸・瓊玉膏など)を合方します。

◎不正婦人科出血がある場合は、止血薬の阿膠・艾葉などを加える意味で、婦人科の止血剤であるきゅう帰膠艾湯などを合方します。

◎冷え性が顕著な場合は、温める作用の人参湯などを合方します。

2、更年期障害(閉経期の前後の時期に発症する症候群)
 西洋医学では、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)が減少してくると閉経となり、また女性ホルモンの減少とともに更年期障害が起こると言われています。

 漢方では、女性は血と腎精(月経・妊娠のエネルギー)が虚弱となると閉経となると考えます。つまり、閉経期は、血と腎精が虚弱となる時期であります。
 言いかえれば、更年期障害とは血と腎精が虚弱になる時期に発症する症状といえます。中国の中医学書では、更年期障害を「閉経期前後諸症」といっております。

 ラリアンR錠の四物湯に配合されている地黄は、血を補うほかに腎精も充実させますので、更年期障害に多く応用します。さらに、理気薬の香附子が配合されているので、更年期障害の神経症状にも対応することができます。

 月経の周期が遅れてくる、月経の血量が少なくなってくる、帯下(こしけ)、めまい、肩こり(五十肩)、頭痛、腰痛、のぼせと発汗(ホットフラッシュ)、寝汗、イライラする、怒りっぽくなる、便秘あるいは下痢、手足のしびれ、動悸、倦怠感、食欲不振などの症状を目標にして応用します。

 また閉経後の女性では、骨量や骨密度が極端に減少し、骨粗鬆症も多く発症します。骨粗鬆症で骨密度が減少してくると、骨折し易くなります。
 ラリアンR錠は、骨粗鬆症の予防と治療に応用することができます。

◎血と腎精の虚弱が著しく、更年期障害の症状が甚だしい場合は、血と腎精を補う地黄を増量する意味で、地黄配合剤(八味地黄丸・六味地黄丸・瓊玉膏など)を合方します。

◎更年期障害で、イライラ・怒りっぽい・情緒不安などの神経症状が甚だしい場合は、気鬱を発散する加味逍遥散などを合方します。

3、虚弱な女性の体質改善

 ラリアンR錠の中心となる処方は八珍湯です。八珍湯には血虚と気虚(気血両虚)を改善する気血双補のはたらきがあります。気血両虚では、さまざまな虚弱症状があらわれます。
 重病ではないが、体が弱い、疲労倦怠感があり毎日の生活や仕事がつらい、気力がないなどの症状に、女性の健康維持薬として応用します。気血両虚が改善され、体力と気力が充実すれば、快適な日常を過ごすことができます。

 疲れやすい、全身倦怠、休息しても疲労が回復しない、気力がない、食欲不振(食べれば食べられるが美味しくない)、便秘あるいは下痢、疲れると腹痛が起こる、感冒に罹りやすい(悪寒発熱を起こし易い)、動悸、息切れ、肩こり、頭痛、ままいが起きやすい(貧血症など)、目がかすむ、汗をかき易い、寝汗、感冒や病後の虚弱、気分がすぐれない、皮膚乾燥・皮膚が荒れる等の症状を目標にして応用します。

 大病後・手術後・肝炎・糖尿病などに伴う疲労倦怠にも応用します。

◎気虚が顕著で疲労倦怠感が甚だしい場合は、補気剤の補中益気湯などを合方します。



4、その他の臨床応用(気血両虚の病理を確認した上で応用します。)
 その他、気血両虚を確認した上で、様々な症状に応用することができます。

◎小便赤淋(小便の色が濃く或は血尿で、排尿痛がある)。
◎昏かい(意識が混乱する)。
◎浮腫。
◎四肢麻木(手足がしびれる。)
◎四肢攣急(手足がひきつる。)
◎痔瘻。
◎視力減退。
◎剋伐薬(作用の激しい薬物)の緩和。(抗ガン剤の副作用緩和など)


《八珍湯の参考資料》
(出典の『瑞竹堂経験方』以外の医書で、八珍湯の応用に参考となるもの)

【参考@】
『医学正伝・巻三・虚損』明、虞天民、1515年。
「八物湯(八珍湯) 気血両虚を治す。」

〈注解〉
 八物湯(八珍湯)は、補気剤の四君子湯と、補血剤の四物湯を合方した方剤で、気血両虚を治療することができる。

【参考A】
『外科発揮・巻2・潰瘍発熱・附方』明、薛己、1528年。
「八珍湯 営衛を調和し、陰陽を順理し、気血を滋養し、飲食を進美し、虚熱を退く。これ気血虚の大薬なり。」

〈注解〉
 八珍湯は、営衛・陰陽・気血を調和して補い、食欲を増進させ、血虚による虚熱(火照りを治療する。八珍湯は、気血両虚を治療する優れた方剤である。

【参考B】
『正体類要・巻下・方薬』明、薛己、1529年。
「8珍湯 傷損などの症にて、失血過多し、あるいは剋伐によりて、血気耗損し、悪寒発熱し、煩躁して渇(口渇)を作すなどの症を治す。
 人参、白朮、白茯苓、当帰、川きゅう、白芍薬、熟地黄 各一銭、甘草 炙る、5分。
  上、姜(生姜)・棗(大棗)・水にて煎じ服す。」

〈語注〉
傷損⇒重労働により気血損傷すること。
失血過多⇒失血は大量出血。大量出血では、血とともに気も失われる。
剋伐⇒功散力の猛烈な薬剤のこと。正気・気血を損耗する危険がある。

〈注解〉
8珍湯は、重労働・大量出血・峻烈薬の服用などにより、気血を損耗して起こす、悪寒発熱・煩躁・口渇などを治療する。

【参考C】
『内科摘要・巻上・各症方薬』明、薛己、(1488〜1558)。
「八珍湯 気血虚弱にて、悪寒発熱し、煩躁して渇を作し、あるいは時ならず寒熱し、眩暈昏かいし、あるいは大便実せず、小便赤淋し、あるいは飲食思うこと少なく、小腹痛みを作すなどの症を治す。即ち四君、四物の合方なり。」

〈語注〉
 昏かい⇒意識が混乱して物事を認識できないこと。
 小便赤淋⇒血尿をあらわす排尿異常。

〈注解〉
 八珍湯は、気血両虚によって起こる、悪寒発熱・煩躁口渇・眩暈昏かい・血尿・食欲不振・小腹痛などを治療する。四君子湯と四物湯の合方である。

【参考D】
『方読弁解・中部上・温疫』日本、福井楓亭(1725-1792)。
「八物湯 大病後、血気虚し、怯損する者を治す方。
 当帰、川きゅう、芍薬、乾地、白朮、茯苓、甘草。(人参が配合されていない)
 時疫、熱觧(解)、餘症なく元気復し自愈る者も、服薬を止寸(止める時)は病身保護を踈(そ)にすることあり。故に此方をして飲食摂養を嚴にす可し。清燥栄湯の下、参考すべし。又中部雑病中にべんず。」

〈語注〉
 大病後⇒激しい高熱性の伝染病などの後。
 怯損⇒怯は虚に同じ。怯損とは、虚損のこと。
 時疫⇒瘟疫(温疫)。伝染性の病邪により引き起こされる伝染病。
 踈(ソ。)⇒疎(ソ。うとい。うとんずる。)の誤字。
 嚴⇒ゲン。きびしい。つよい。つつしむ。

〈注解〉
 八物湯は、大病後に気血虚し、全身虚弱になったものを治療する。
 伝染病などで、高熱が解して回復し、排薬した時に、患者は養生をおこたることがある。熱病後は気血が虚しているので、無理をしてはならない。熱病後は、気血双補の八物湯を服用し、同時に食養生も厳格にするべきである。

【参考E】
『方読弁解・中部下・中部雑症』日本、福井楓亭(1725-1792)。
「八物湯 大病後、血気虚損する者を治する方。
 当帰、川きゅう、地黄、芍薬、白朮、茯苓、人参、甘草 炙る、生姜。
  去人参加黄耆は、八珍湯と名づく。
 大病後気血共に虚し、十全大補湯の場(適応証)に至らず、桂枝・黄耆の熱薬を嫌い、心下に泥む(滞る)者、此の方を用ゆ。夫れ時疫の後、余熱ありて黄耆を用い難きに瘟疫の清燥養栄湯を用い、熱觧(解)して元気次序に(次第に)復し、余症なく薬せずして自然に愈る症に此の方を用ゆることもあり。蓋し此の時、薬を止むる寸(時)は、病人保よう(保養)を失する故に、此の湯を用いて保護を専らにせしむなり。此の方即ち四物湯・四君子湯の合方なり。」
〈語注〉
 心下に泥む⇒気血虚により、肝血・脾気が疎通せず、心下に気血が滞る。胸膈の不快感・心下痞などが表れることがある。
 時疫⇒瘟疫(温疫)。伝染性の病邪により引き起こされる伝染病。

〈注解〉
 八物湯は、大病後の気血両虚を治療する。
 大病後の気血両虚であるが、八珍湯加桂枝・黄耆の十全大補湯の適応までは至っていないものに応用する。桂枝・黄耆が必要なほどの虚寒症状は無い状態である。
 一般に、熱病回復期に余熱が残っているときは、温薬の黄耆は用いない方がよく、血虚・陰虚を治す清燥養栄湯を用いるものである。
 熱病後で余熱などの余症が無い場合は、八物湯を用いる。同時に無理をせず養生に心掛け、飲食にも気をつける。
 八物湯は、四物湯と四君子湯の合方である。

【参考F】
『方読弁解・下部下・雑腫類』日本、福井楓亭(1725-1792)。
「八珍湯(薛) 肝脾傷損し、気血虚弱し、悪寒発熱し、あるいは煩燥し渇を作し、あるいは寒熱し昏かいし、あるいは胸膈利せず、大便実せずあるいは飲食、思うこと少なく、腹脹痛する等の症を治す。
 当帰、川きゅう、地黄、芍薬、白朮、、茯苓、黄耆、甘草、生姜。
 是は補気薬なり。故に八物湯中人参を去りて黄耆を加う。黄耆は気を補う故に、腫物内托に用いて膿を逐い肉を挙る功あり。」

〈語注〉
 (薛)⇒出典は、薛己の『外科発揮』や『正体類要』としている。
 肝脾傷損⇒肝は血を藏し、脾は後天の気を化生するので、肝脾傷損すれば、気血両虚となる。
 昏かい⇒意識が混乱して、物事を認識できないこと。
 胸膈利せず⇒胸膈部の不快感。気血虚で気血が疎通しないため。
 大便実せず⇒大便が正常な形ではない。泄瀉。
 内托⇒瘡瘍の内服薬治法の1種。気血を補う薬物を用いて、正気を扶助し、膿毒を排出させ、肉芽形成を促進する。
 肉を挙る⇒肉芽形成。

〈注解〉
血を蔵す肝と気を化生する脾が傷損すれば、気血両虚となる。
八珍湯は肝脾傷損による、気血両虚・悪寒発熱・煩躁口渇・意識混乱・胸膈不快感・泄瀉(下痢)・食欲不振・腹脹痛などを治療する。
 この八珍湯の薬物組成は、去人参加黄耆となっている。補気薬の黄耆が配合されているので、内托法(排膿と肉芽形成を促進する)に適しており、瘡瘍(化膿性皮膚病)などに応用する。

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